こんにちは。おまみです。
11月に田原さん2冊目の本「増補改訂版 独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣」が出版されました。
増補改訂に至った経緯や、今回の増補改訂ポイントについてインタビューしてきました!
増補改訂版出版に至った経緯
本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございます!
早速ですが、今回、増補改訂版出版に至った経緯を教えてください。
田原「はい。前回出版した時に6000部刷っていたんだけど、その在庫がなくなったことがきっかけです。本って流通在庫と流通していない在庫があるんだけど、流通させて売れない本は返品されるみたいです。けど、前回出版した本は、返品もなく、出版社が把握できている在庫もなくなったので、追加で出さないかという提案を受けました。」
改定した理由
新しい2冊目ではなく、増補改訂で出版した理由をお伺いできますか?
田原「前回の本は、2018年11月に出版してその時は3期終わったタイミングで、3期目までで8200万円借りたことをテーマにしていたんだよね。
今回は6期終了で3億4200万円借りることができているので、その経験も伝えたいと考えて前回の本に追記する形での出版にしました。
自社の経験が増えた分もプラスで発信したい、制度が変わったところは改修したい、コロナのことも伝えたいと思い、今回改定に至りました。 」
増補改訂ポイント
今回3つのポイントが加わったかと思いますが、それぞれのポイントについてお伺いできますか?
田原「はい!」
融資の目的を間違えない
融資の目的についての記載が追記されましたよね?この意図を教えてください。
田原「お金を借りる考え方をきちんと知って欲しいと思ったんだよね。赤字補填のためにぎりぎりまで借りるのではなく、将来チャンスが来た時に投資できるようにマックスまで借りておくことが大事なんだということ理解して欲しいと思い、この項目を追加しました。」
借りられたからと言って使ってしまうのではなく、手元に残しておけばチャンスがつかめるって書いてありました!
田原「そう!まさにそれです。目的は大事だよね!」
経済危機や災害対応の特別枠
経済危機の時や災害対応の時に使える特別枠の融資についても記載されていましたね。
田原「出版された後にずっと使えるかと言ったらそうではないものもあるので、今回のようなコロナだけでなく緊急事態があったときに使える制度について記載しました。経済危機や災害時に使える制度があるから、その制度を上手く有効活用していって欲しいという思いもあります。制度を知らなくて廃業になってしまうのはもったいないので。」
補助金と助成金をフル活用
今回は補助金助成金についてもふれていますよね。
田原「融資に関する情報以外を入れるとぶれてしまうということもあって、前回は記載していませんでした。3年目の時はあまり補助金助成金は使っていなかったけど、ある程度の規模までくると年間1千万円くらい補助されていて、人を雇用すると助成されたりするので、この経験も伝えたいと思いました。
入ってくるのは1年半後とかで、額もそこまで大きいものではないけど、うまく活用してもらえればと思い参考に記載しています。」
補助金がもらえるからやろうっていうのはやめておいた方がいいって書いてありましたね。
田原「補助金は受かったらもらえるけど、受からなかったらもらえないから、絶対やるし補助貰えたらラッキーくらいの方が使いやすいですね。今回でいうと、事業再構築補助金は受かるのが40%くらい、受かってからお金をもらえるまで1年~1年半くらいかかる。イメージとしてはアウトレットで買うのと一緒かな。」
アウトレットですか?
田原「そう。その服を定価でも本当に買うか?定価でも買いたいけど、ディスカウントされていたから買ったならいいけど、安いから衝動買いするとなると、結果いらなかったな~みたいになるよね。」
たしかに。勢いで買ったけど、家に持って帰って改めてみるとなんか違うなってことありますね。
田原「衝動買いならそれで終わりだからいいけど、補助金の場合はそういうわけにはいかなくて、補助金を受けてやり始めたら、継続していかなければいけない。それってしんどいよね?1年間は実行しないといけないから。さらに、設備にその金額を投資した時にその設備を使わなかったら問題になってしまう。
補助ありきで考えてもいいけど、定価でも買うかどうか(補助金が通らなくてもやるかどうか)を考えて進めていって欲しいですね。」
アウトレットの例えめちゃくちゃ分かりやすいです!
田原「この例えも本に載せておけばよかったな~笑」
田原「ちなみに、助成金は従業員が働きやすい環境になったらもらえる位置づけが強いんだけど、もらえるものは活用してもらえればいいなと思います。額としては少額でも積み重ねると地味にきいてくるので。」
助成金は基本的に人に関するものなんでしたっけ?
田原「そうだね。人が多くなっていたり、常に成長している会社は使いやすいのでぜひ使って欲しいなと思います。」
どんな方に読んでいただきたいか
では最後に、今回の本はどのような方に読んでいただきたいですか?
田原「独立前の方かな。起業を1%でも考えている人には読んで欲しいし、特に、独立する直前から1年前くらいの方に読んで欲しいと思っています。
融資って準備していれば簡単に受けられるんだよね。結婚式とかと同じで、いい結婚式をするにはその前にコツコツお金をためて、準備をしたりするじゃん?何でも、事前に準備したほうがいい結果になることが多い。
準備すべきことが早く分かったほうが良いと思うので、起業を1%でも考えている方の元に届いて欲しいです。準備不足じゃなければ融資も成功しやすいと思うので!」
3年後くらいにはもう一冊くらいでそうですかね?
田原「うーん。どうかな?笑」
===
田原さんありがとうございました。
余談ですが、一番忙しい時期に、今回の本の増補改訂もおこなっていたそうです。
本を1冊仕上げるにはかなり大変のようで、次回また出版されるかどうかは未定とのこと(笑)
今回の増補改訂版賢い融資の受け方はこれから起業する方にも既に起業されている方で追加で融資を考えている方にも役に立つ38の秘訣が記載されているので、是非読んでみて下さい!
おまみ
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