株式会社ONE UMB代表取締役の清野様にインタビューさせていただきました!
2022/11/18
弊社株式会社SoLabo(ソラボ)のサービスを利用してくださった株式会社ONE UMBの清野敬士様にインタビューをさせていただきました。
多数のアパレルブランドを展開する株式会社ONE UMB
株式会社ONE UMBは、EC物販でアパレル販売を中心に事業をされています。
幅広いお客様にご利用いただけるよう、多数のブランドを生み出しながら、日々試行錯誤しているという清野様に、開業までの経緯や想い、それまでの苦労をお伺いしました。
株式会社ONE UMB ホームページURL:https://www.amazon.co.jp/stores/page/9B153B0C-0D4A-43FA-B277-00F0541351A7https://seulenique-official.net/
開業の経緯
―開業の経緯を教えてください。
前の仕事がひと段落しまして、次何やろうかなっていうタイミングの時に、人に会ったり本を読んだり、2~3カ月そんなことをしていたんです。その時に、人間が一番必要な物って衣食住で、衣類は絶対みんな必要で捨てられることがないし、それで洋服売ってみようかなと思ったんです。
それでなぜECなのかというと、事業で一番難しいのは集客でお客さんを集めるのが一番難しいと思ってるんです。そこで世界で一番集客が上手なのがAmazonなので、Amazonで洋服を売ってみたらどうなのかなと思いました。しかも当時調べてみたら、Amazonのファッションのカテゴリーが伸びてたんです。じゃあAmazonで洋服を現時点で売っていて、成功している人に会いに行こうっていう動きをしていたら運よく会うことができて、さらには教えていただくことができたんです。そこでこれはいけるなってことで、トライしたのが6年前です。そこからブラッシュアップをしていったという感じになります。
―開業当時、不安などはありませんでしたか?
それは当然ありましたね。ありますけど、考えても答えは出ないし、やるかしかなかったですね。他の経営者の方も不安はあるでしょうし、無くならないでしょうね。
―やっぱり開業当時、不安はありますよね。今も不安に感じている部分はありますか?
全然あります。売り上げが上がれば上がるほど、教えてくれる人がいなくなってくるんですよ。なので自分で自分を律しなきゃいけないっていうのもありますし、会社員の場合は基本的には仕事はあって、その仕事をいかに速いスピードで終わらせるか、いかにノルマをこなすかみたいなのが主な仕事になると思うんですけど、今の僕のポジションって、もちろん現場もやるんですけど、いかに仕事を作るか持ってこれるかっていうことが仕事になってるんです。ぼーっとしてたら他の経営者に仕事を持っていかれるじゃないですか。なので常に新しいこと、知識を入れたりだとかトライしたりだとか、自社が生き残れるようにっていうのは考えてますね。
しかも、特にEC物販はAmazonの仕様が変わるスピードがとにかく速いんです。なので常にAmazonの内部の人と仲良くなって情報を貰ったりだとか、お返しになにかしてあげたりとかの関係づくりとかが仕事になってくるんですよね。
―経営者の方は常に情報のアンテナを張って遅れることがないようにしないといけないんですね。関係づくりはSNSなどを使っているんですか?
それはもういろんなご縁があって、売上が上がってきたときにAmazonさんから声がかかったりとか、全然違うところから仲良くなった経営者の方からの紹介だったりとか、ほとんどが紹介ですね。100%紹介ぐらいのレベルで。人からどんどん紹介してもらって、こっちからも紹介するし、向こうも紹介してもらえるしみたいな感じで広がっていきましたね。
―人脈ってもの凄く大切ですよね。経営において苦労していることは何かありますか?
それはもう売上とのにらめっこですよね。もっと売り上げを上げるにはこうしたらいいよねとか。
あとは、人に動いていただくっていうのは難しいですね。仕事とかって自分の力でどうとでもなるじゃないですか、自分が頑張れば稼げるし、でも人に動いていただくっていうのはどうしようもないですよね。これはみんな口々に言うと思いますけど、スタッフさんに動いていただくことが一番大変だと思います。
―なるほど。誰かに動いていただくのは確かに難しいですよね。
アパレル業を開業するまで
―開業までで苦労したことなどはありますか?
当時の僕は本当にお金がなくて、なんなら騙されちゃったんですよ、よくある投資詐欺みたいなものに。それで突然マイナス1000万背負っちゃったんです。そこからアパレルを売ろうって考えた時に、まずは親に頭を下げましたね。当然「何言ってんだお前」みたいな感じにはなってしまったんですけど、でも何とか100万円貸してくれたんです。でも物販って最初に仕入れをするので、100万円じゃ足りないんです。なのでクレジットカードを作って、当時限度額が100万円だったので、それでリボ払いで100万円と現金100万円、最初は1200万円のマイナスからスタートだったんです。そこから200万円を転がして大きくしていって今に至ります。
―そんな失敗からスタートされたんですね。他にも失敗したことや後悔はありますか?
それはいっぱいありますね。
みんな思うと思うんですけど、今の僕が10年前に戻ったら10年後とんでもないことになるなみたいな。
それくらい当時は今に比べて、本当になにもないところからで、知ってることや繋がってる人間関係がほぼ0だったんです。
でも後悔はあんまりないですね。その時できることを一生懸命やっていたっていうのはあったんで、改めて聞かれるとあんまり思いつかないですね。
―当時の自分にアドバイスをするとしたら知識を増やすことや人脈を広げることをアドバイスしますか?
当時の自分だったら、本当に何も無くて、お金ない人脈もない権力もない、みたいな無い無い尽くしだったんです。その中で一番重要だったのが先に行ってる先輩だったので、その人たちとの関係を大事にしなさいっていうのを言うと思います。
今でも先輩と関係はありますし、どっちかっていうと僕よりはるかに年上の方とお付き合いしている方が多いと思います。その人たちは成功していて時間もあるので、頑張ってる若者が好きなんですよね。誠実に真面目に頑張ってます、僕はこれができます、逆にこれ以外できませんみたいな、そういうのがいいんですよ。
―先輩にアピールをしていった方がいいということですか?
こびへつらうみたいなアピールは苦手なんですよね。あんまり得意じゃないので、誠実にやってることを僕はこういう人間ですっていうのをハッキリ正確に、何かお役に立てることがあれば嬉しいですみたいな、そんなスタンスで取り組むことが大切だと思います。
―それが出来て今があるんですね。他にもやっておいてよかったことなどはありますか?
難しい微分積分みたいなのではなく、単純な四則演算なんですけど、何か計算すること、数に触れるのは元々結構好きだったので、そういうのはやっててよかったですね。
―経営の勉強をして慣れておいた方がいいんですかね?
僕は実践的な勉強でいいと思っていて、簿記とかも僕なんか教科書を読んだことないですけど、それこそ帳簿だとか決算書とかも当然読めますし、これ何これ何って税理士に聞いたりして、自分は対話形式の勉強をしてたので、自分が活用できるとこ以外は逆に知らないみたいな。でもこの数字がわかればこうなるねとか、先のことがいろいろ考えれるし、過去どうなったのかも分析できるんです。そこからPDCAが回せるし、僕の周りで上手くいってる経営者さんは、パッと自分の事業を数字で言えたりもするので、数字には慣れとくといいんじゃないですかね。
―若いうちから決算書とかを見慣れておいたりした方がいいですか?
学生時代からは、あんま意味ないと思ってます。英語と同じで、僕英語喋れないですけど、現地に行って喋らざるを得ない環境になったらすぐ喋れると思うんです。環境適応能力というか、いざそういう立場になった時にスポンジみたいに吸収できる自分にしておいた方がいいんじゃないかなと思います。学生時代にやっても基本は使わないと思うんです。決算書読めたから期末テストでいい点取れるかといったら取れないですし、普段使わないんですぐ忘れますし。必要あるかないかだと集中力が全然違うと思うので、時間がもったいないと思いますね。
―実務的な部分を学べるような環境に身を置いた方が覚える早さが違いますもんね。
そうですね。
それこそ、帳簿を読めるようになりたいなら会社を自分で作るとか、もし自分が学生時代に戻れるなら絶対にやってますね。何でやんなかったんだろとは思いますね。
覚えなきゃ仕事になんないから、そういうのをやった方が全然勉強になりますもんね。
―時間を気にせず学べるのは学生時代しかないですもんね。今後目指していることはありますか?
僕が今後目指しているのは、今は中国から輸入をしてるんですけど、物流から一貫して全部自分でできるようになっちゃえば、透明性が高いですし、手数料もかからないので、輸入の代行業っていうのを自分でやりたいなと思います。あとは、やっぱり物を扱ってるので保管しておく倉庫のお金がすごく高いんです。なので倉庫業も自分でやりたいなと思ってます。
さらに、今ブランドが何個かあるんですけど、そういうブランドをアパレルだけじゃなく、机とか椅子、大型の雑貨などそういうのを扱ったブランドをどんどん作っていきたいです。そしてこれからビジネスをしたいっていう人にバイアウト、M&Aしてブランドを売るというのを今後3年でやっていきます。100事業者100セラー100人みたいな、複合体のようなものを作りたいということを考えています。
―素晴らしい目標ですね!清野様、本日は貴重なお話をしていただきありがとうございました!
会社情報
会社名:株式会社ONE UMB
YodaAkane
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