補助金ガイド

事業再構築補助金のスケジュールは?申請や入金の時期も解説

2024/04/26

2022/10/4

この記事の監修

株式会社SoLabo 代表取締役/税理士有資格者田原広一(たはら こういち)

融資支援実績6,000件超、補助金申請支援実績1,300件超、事業再構築補助金採択支援件数は第4回~第8回まで5回連続で日本一を獲得。 『小規模事業者持続化補助金』、『事業再構築補助金』、『IT導入補助金』は自社での申請・採択も経験。「補助金ガイド」LINE公式アカウントでは約4万人の登録者に情報発信を実施。

事業再構築補助金の利用を考えている人のなかには、申請の締め切りを知りたい人もいるでしょう。また、申請後から入金までのスケジュールの目安を知りたい人もいますよね。

当記事では、事業再構築補助金のスケジュールを紹介します。現在公募している第10回公募のスケジュールも紹介しているので、事業再構築補助金に申請している人は参考にしてみてください。

なお、2024年4月23日に第12回公募要領が公開されました。公募要領の改訂にともない記載内容の一部が変更となっている可能性があるため、最新の公募内容やスケジュールは事業再構築補助金の公式サイトから確認してください。

現在公募している第10回公募のスケジュール

2023年4月17日現在、公募している第10回の申請締切日は2023年6月30日です。事業再構築補助金の第10回公募に申請予定の人は、採択結果の発表や交付申請などのスケジュールがいつ頃になるか、それぞれの時期の目安を確認しておきましょう。

【第10回公募のスケジュールの目安(第9回公募スケジュールをもとに作成)】
スケジュール 第10回
申請締切日 2023年6月30日
採択結果の発表
2023年8月頃
交付申請
2023年9月~10月
交付決定通知書の受領 2023年10月~11月
補助事業の開始 2023年10月~11月
補助事業の終了
2024年10月~11月※交付決定日~12カ月
実績報告書の提出(最長) 2024年10月~11月※交付決定日~12カ月
確定検査
精算払請求書の提出
補助金の入金

※グリーン成長枠の補助事業期間:交付決定日~14カ月、サプライチェーン強靭化枠の補助事業期間:交付決定日~28カ月以内

たとえば、第10回公募の場合、補助事業の開始は申請締切日から約5ヶ月後の2023年10月~11月頃になる予定です。 第10回事業再構築補助金は通年で3回、サプライチェーン強靭化枠のみ1回から2回の実施予定のため、公募の都度スケジュール確認をしましょう。

また、補助事業実施期間が短くなれば補助金の入金も早まります。精算払請求の承認後、請求書類に不備が無いことが確認できた場合は、8営業日程度で入金される見込みです。

交付申請以降は、申請者の手続準備期間や事業計画によってスケジュールは前後します。事業再構築補助金に申請予定の人は、事業計画の実施状況に合わせて申請以降の時期の目安を確認してみましょう。

なお、補助金の入金後は事業化状況報告の準備が必要です。事業化状況報告については「事業再構築補助金の事業化状況報告について解説」を参考にしてみてください。

事業再構築補助金の申請準備には1ヶ月以上かかる

事業再構築補助金の申請準備には、必要書類の準備や認定支援機関の選定など1ヶ月以上かかることがあります。そのため、事業再構築補助金に申請したい人は、時間に余裕をもって取り組む必要があります。

たとえば、必要書類の中の事業計画書を作成する場合、補助事業の具体的取組内容や収益計画などの情報を10ページほどの資料にまとめることになります。その際、事業計画書は、審査項目や申請要件を満たしていることを伝えられる資料でなくてはなりません。

また、事業計画書を作成するときは、必ず認定支援機関に事業計画の策定のサポートを依頼しなければなりません。その際、認定支援機関によって、サポート内容や料金が異なるため、よく比較検討する必要があります。

2023年4月17日現在、最新の採択結果である第8回 事業再構築補助金の採択率は約50%です。申請すれば誰でも受かるわけではないため、時間に余裕を持って申請準備をしていきましょう。

なお、第4回~第8回 事業再構築補助金の採択数は、当メディアを運営する株式会社SoLabo(ソラボ)が5回連続TOPでした。事業再構築補助金の申請についてサポートを依頼したい方は、申請締切に間に合うよう、お早めにお問い合わせください。

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事業再構築補助金の申請準備から入金までの流れ

事業再構築補助金の申請準備から入金までの流れには、いくつかのステップがあります。事業再構築補助金に申請することを考えている人は、申請の締切日だけでなく入金までの流れを確認しておきましょう。

【申請準備から入金までの流れ(第9回公募スケジュールをもとに作成)】
スケジュール 期間の目安
申請準備(説明会参加)
1ヶ月~2ヶ月程度
2023417日時点説明会の詳細不明
申請締切日
申請締切日まで
採択結果の発表
申請締切日から2ヶ月~3ヶ月後
説明会参加
2023417日時点説明会の詳細不明
交付申請
採択結果の発表から1ヶ月程度
交付決定通知書の受領
交付申請から1ヶ月程度
補助事業の開始
交付決定通知書と同時
補助事業の終了
補助事業開始から12ヶ月以内※
実績報告書の提出
補助事業開始から12ヶ月以内※
確定検査
精算払請求書の提出
補助金の入金 精算払請求の承認後、請求書類に不備がなければ8営業日程度

※グリーン成長枠は補助事業期間14カ月以内、サプライチェーン強靭化枠は補助事業期間28カ月以内

たとえば、2022年4月に申請をした場合、補助金の入金までは最短で2022年12月頃、最長で2023年の11月頃である可能性があります。第10回からは、申請前は任意ですが、採択後は事務局実施の説明会への参加が必須であるため、第9回とは全体の期間が変わる可能性も否めません。

申請締切日から補助金の入金までは、おおよそ1年半かかる可能性もあります。事業再構築補助金への申請を考えている人は、申請締切日だけでなく補助金が入金されるまでの流れを把握して、資金計画や事業計画を立てましょう。

なお、事業再構築補助金の流れを詳しく知りたい人は「事業再構築補助金の流れとは?申請準備から採択されるまでの流れを解説 」を確認してみてください。

各公募回のスケジュール

各公募回のスケジュールは次の表の通りです。

【各公募回のスケジュールの目安】
スケジュール 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回
申請締切日 2021年
4月30日
2021年
7月2日
2021年
9月21日
2021年
12月21日
2022年
3月24日
2022年
6月30日
2022年
9月30日
2023年
1月13日
2023年
3月24日

2023年

6月30日

2023年

10月6日

採択結果の発表 2021年
6月16日
2021年
9月2日
2021年
11月30日
2022年
3月3日
2022年
6月9日
2022年
9月15日
2022年
12月15日

2023年
4月6日

2023年
6月15日

2023年

9月22日

2024年

1月~2月

交付申請 2021年
7月中旬
2021年
10月上旬
2021年
12月下旬
2022年
3月下旬
2022年
6月下旬
2022年
9月下旬
2022年
12月下旬
2023年
4月下旬
2023年
6月下旬

2023年

10月上旬

交付決定通知書の受領 2021年
8月中旬
2021年
11月上旬
2022年
1月下旬
2022年
4月下旬
2022年
7月下旬
2022年
10月下旬
2023年
1月下旬
2023年
5月下旬
2023年
7月下旬

2023年

11月上旬

補助事業の開始 2021年
8月中旬
2021年
11月上旬
2022年
1月下旬
2022年
4月下旬
2022年
7月下旬
2022年
10月下旬
2023年
1月下旬
2023年
5月下旬
2023年
7月下旬

2023年

11月上旬

補助事業の終了 2022年
8月中旬
2022年
11月上旬
2023年
1月下旬
2023年
4月下旬
2023年
7月下旬
2023年
10月下旬
2024年
1月下旬
2024年
5月下旬

2024年
7月下旬

2024年

11月上旬

実績報告書の提出
(最長)
2022年
8月中旬
2022年
11月上旬
2023年
1月下旬
2023年
4月下旬
2023年
7月下旬
2023年
10月下旬

2024年
1月下旬

2024年
5月下旬
2024年
7月下旬

2024年

11月上旬

確定検査
精算払請求書の提出
補助金の入金

※交付申請からの動きは申請者によってことなるため、スケジュールが前後する可能性があります。

各締切に遅れてしまうと補助金を受け取れない可能性もあるので、交付申請や実績報告の締切を確認しましょう。

第11回の採択発表は事務局が審査に時間を要していることから、2024年1月下旬~2月上旬への延期が発表されています。そのため第11回の交付申請も2023年2月中に申請となる可能性が高いです。

なお24年1月29日現在、第12回以降の公募のスケジュールは未定となっています。
およそ3か月スパンで公募が行われていた事業再構築補助金ですが、新型コロナ対策としての役割が収束しつつあるという観点から外部有識者による取りまとめが行われているためです。
詳細については経済産業省の「事業再構築補助金に係る第12回以降の公募について」のページからご確認ください。

採択された事業者が行う必要がある交付申請は、早く承認されるほど補助事業期間が長くなります。当社SoLaboでは第4回~8回事業再構築補助金で国内トップの採択数の実績から、交付申請のサポートも行っています。無料診断では交付申請で必要な手続きや書類がわかりますので、気になる人は診断してみてください。

この記事のまとめ

2023年4月17日現在「事業再構築補助金令和4年度第二次補正予算【サプライチェーン強靱化枠】の概要」によると、サプライチェーン強靭化枠のみ公募回数が1もしくは2回の予定で、事業再構築補助金全体では3回の公募が予定されています。

事業再構築補助金の申請には、必要書類の準備や認定支援機関への依頼などの準備が必要です。事業再構築補助金に申請したい人は、申請する公募回の申請締切日を確認して余裕を持って申請準備をすすめましょう。

事業再構築補助金のスケジュールは、申請締切日を起点にすると交付申請以降の時期の目安が分かります。 申請後の事業再構築補助金のスケジュールを知りたい人は、申請する公募回の申請締切日から時期の目安を算出してみてください。

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