創業を目指す人には「辞めたほうが良いですよ」 って言いたい(笑)
オヘソファクトリー株式会社
代表取締役 藤江 大樹氏
創 業 | 平成25年11月 |
事業内容 |
住宅・店舗の設計、施工、監理 オーダー家具製作/グラフィックデザイン等 |
URL | オヘソファクトリーホームページ |
融資資金 |
1,000万円 |
事業概要
年間で48件の店舗の設計から工事までを請け負う「OHSESO GARAGE」。
人が手で触れるものは本物の素材を使用して、より良い空間を演出したいという思いから2012年に「エダ工房株式会社」として創業、
2017年3月にオヘソファクトリー株式会社に社名を変更しました。
住宅のリノベーションから店舗の増改築まで幅広く対応しています。お客様の理想の住宅、理想の店舗を実現するために、物件探しからデザイン・施工まで
すべて一括で承ります。店舗の場合には、設計が2~3ヶ月、工事が1ヶ月半~2ヶ月という形がほとんどです。
とにかくお客様とじっくり話して進めていきたいと思っています。安い買い物ではないですからね。
創業の経緯
高校を卒業してから飲食店の営業コンサルタントの会社に入社したんです。
飲食店を回って、集客アップのためのイベントの提案などを行っているうちに、「イベントで集客よりも内装やデザインで集客をあげられないか?」と思うようになりました。
もともとインテリアが好きだったこともあり、思い切って仕事を辞めて、インテリア会社に転職しました。
そこから独学で勉強しましたね。仕事の後に夜間のキャリアスクール4つくらい通いました。
インテリアデザインの仕事をしている友人と会話をしているときに、「自分は基礎が全然無いからこのままじゃダメだ」と感じて、隠れて勉強しました(笑)
そのまま現場で叩き上げて独立したという感じです。前職を辞めることが決まってから、たまたまいらっしゃっていたお客様の案件を「独立土産でこの案件もっていって良いよ」と言ってもらったんです。
駅前の地元の美容室だったんですけど、そのお客様が大手美容室からの独立組の美容師さんで、その方から紹介をいただけるようになりました。
融資申込みの経緯
僕の場合は創業の融資と言って良いのかわからないですが、法人登記したばかりで、今の事務所を借りるタイミングだったんです。
社長になって1年経っていない頃で、資金に対する考え方というか経営というものが理解できていないというか、そんな感じだったんです。
建築業の場合、お金が入ってくるタイミングがずれやすいところがあるんです。
工事の予定が翌月にずれてしまったりすると、それだけで支払いがずれたり、創業当時は下請けで仕事をすることが多くて、工事がずれると支払いが止められたりするんですよ。
そんな状況と、ここを借りることが決まっていたという事もあり、資金がショートする前に「お金を借りないと!」と思ってました。
その時に知り合いの社労士づてに田原さんを紹介してもらいました。
融資をめぐるエピソード
「こんなに若い人なんだ」と(笑)
紹介してもらって、田原さんに初めてあった時は、年が近いのでまさかと思いました(笑)こんなに若い人なんだと。最初の印象は本当にそれだけです(笑)
でも、年が近い、同世代だからこそ頼めるなとも思いましたね。
同世代で一緒に考えてくれたり、知識を貸してくれたり、助けてくれるという事が、逆に信用できました。
もともと開業している人でも、やっぱりお金のことは悩むじゃないですか?
だって誰も教えてくれないですから(笑)
建築の勉強はしたんですけど、経営とか勉強しないで開業する人は多いと思うんです。そして、そこで躓くんですよ。
そこをフォローしてくれる、背中を押してくれるという存在が田原さんでした。融資だけではなく、そこから繋がることもたくさんあるなと感じましたね。
ビジネスの現状と展望
地元で最強のデザイン会社を作るというのが短期的な目標というかテーマです。
この街で出店を考えてる方や新居を構えようとおもっている方が、「この街でお願いするならあの会社でしょ!」と思ってもらえるレベルまでは持っていきたいです。
選択肢として選ばれるようにはなりたいですよね。できれば、3年後くらいまでにはそうなりたいです。
その先は、もうちょっと雇用を増やして、最終的には社会貢献的なことですかね(笑)
夢とかを持ってそれに向かっている人もたくさんいますけど、実際、夢とかなくて、なんとなく仕事している人って多いじゃないですか。
僕自身、夢を持って今の仕事を始めたというよりやりながら見つけたという部分が強いと思っているんです。
だから、そういう連中を捕まえて行きたいなと(笑)僕の会社のスタッフも、もともと友達だったメンバーが多いんですけど、
インテリア関係で働いていた奴は全然いないんです。仕事をしながらインテリアを覚えてもらって、そこから夢につなげたいという感じですかね。そういう居場所的なものを作る社会貢献的な感じです。
これから創業を目指す人へのメッセージ
正直言うと、辞めたほうが良いですよ(笑)でも、そんなこと言ったら、僕も田原さんも仕事がなくなっちゃうんで(笑)
とにかく覚悟がなきゃできないと思います。
僕自身、技術があればできると思ってたんですけど、会社を作るってそこだけではダメだと思うんです。僕は税務とか会計の勉強もしました。そういうのも本当に必要だと思います。
すべてを自分でやるくらいの覚悟を持たないと、難しいですよね。だから、辞めたほうが良いですよって話になっちゃいます(笑)
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