ノリから始まった関係性ですが、その感覚が大切かなと。
ウィズアス株式会社
代表 前田 敏幸氏
創 業 | 平成22年4月 |
運営会社 |
・ウィズアス社労士法人 ・ウィズアス行政書士法人 ・ウィズアスホーム株式会社 ・ウィズアス株式会社 |
URL |
融資資金 |
1,000万円 |
事業概要
「ウィズアス社労士法人」と「ウィズアス行政書士法人」を母体として、その他にもウィズアス株式会社を運営しています。
具体的な業務内容として、厚生労働省の雇用に関する助成金をサポートする社労士業務をメインにやっています。
件数でいうと社労士事務所としては日本一くらい対応しているのではないでしょうか。
「ウィズアス行政書士法人」では助成金と絡めた行政書士業務を行っています。
創業の経緯
元々学生時代から資格は持っていました。
大学に7年在籍しなかなか社会のレールに乗れず、大学卒業後に就職した会社も3か月で退職しました。
その後学生時代のアルバイト先の紹介で不動産会社に就職したんですが、リーマンショックの影響で収入が0円になりかけて・・・
資格を持っていたのでやむなく会社を創業しました。あまり積極的な創業理由ではなかったんです。
融資申込みの経緯
創業時の手元にある資金は6万円しかありませんでした。
創業当初は飛び込みで営業して月2.3件くらい行政書士としての仕事を取っていました。
すごいでしょ。飛び込みで。(笑)
飛び込みで営業して月20万円~30万円の売上がありました。
でもこの飛び込み営業を続けても来年の売上が倍にはならないな、と思ったんです。
最初は商工会や銀行から融資を受けました。そのお金で畳6畳分の看板を出したんです。100万円かけて。
田舎だったこともあって看板の効果はありました。
依頼も増え、社労士事務所も新しく開業し人も採用しました。個人事業から法人化して埼玉と東京の2つに拠点を置きました。
組織が拡大し、資金調達のために公庫からの1回目の融資を受けました。制度融資を自分で受けたんです。
社労士事務所を開業してから助成金の仕事も増えました。
助成金の報酬の大半が1年半以降に入ってきます。助成金の仕事が増えるってことは従業員のお給料や設備投資とか、そう言ったものが1年半スパンで出て来るので先に融資を受けておく必要性を感じました。
たまたまフランチャイズエキスポに一緒に出店していた田原さんに世間話で「融資やってくださいよ」「じゃあやっときますね」みたいな流れで融資を申し込みました(笑)
ノリみたいな感じでしたが、直感的にちゃんと借りておいた方が運転資金とか回るな、と話しているうちに確信したんです。
融資をめぐるエピソード
1回目の融資は自分で受けました。
2回目の融資は、フランチャイズエキスポで出会った田原さんに依頼して、1ヶ月か1ヶ月半後には着金。という感じでした。
当時500万円かな、みたいな融資額が1,000万円になりました。あそこでちゃんと借りといてよかったです。ありがたいっす。
ビジネスの現状と展望
日本の中小企業って創業して5年で85%ぐらい廃業してしまうという統計がありますよね。最初の資金計画がしっかりしていないことが大きな問題の1つです。
融資はある程度普及しているものの、助成金ってあんまり普及していないんです。
助成金に毎年取組めて、毎年100万円、200万円の助成金を運転資金とする考えを普及させたいです。
中小企業を間接的にサポートして、日本の廃業率を低下させるのが僕らの仕事かなと思ってます。
これから創業を目指す人へのメッセージ
やりがいあるかなって思います。
今20人規模でやってるんですけど、いろんなクライアントさんがいて、「ありがとう」って言われるし。
組織を続けていくと従業員が成長して家庭を持って、その従業員のお子さんが成長して社会に出て行くっていう環境を作る。社会に影響があるような仕事をできるっていうのが非常にやりがいあるなと思ってます。
やりがいに対して、大変なこともたくさんあります。
結構ノリで起業する人がいるのでそんな容易じゃないよって言うところもあります。
ただ、本当に楽しい。やればやっただけ。
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