補助金ガイド

ものづくり補助金の11次公募の変更点とスケジュールを解説

2022/6/7

2022/06/07

この記事の監修

株式会社SoLabo 代表取締役/税理士有資格者田原広一(たはら こういち)

お客様の資金調達支援実績4,500件以上 自社でも、
小規模事業者持続化補助金や事業再構築補助金の採択をされている。

ものづくり補助金の11次公募は、令和45月よりスタートしました。令和元年度および3年度の補正予算で公募されるものづくり補助金は、今回で第11回目になります。 

11次公募では、10次公募と比較して新しい補助枠の追加や変更はありませんでした。一方で、デジタル枠や回復型賃上げ・雇用拡大枠に申請する際の提出書類や、対象外となる事業者の表現が明確になるなど、変更点もありました。 

ここでは、ものづくり補助金11次公募の変更点とスケジュールについて解説します。 

なお、この記事は11次ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の公募要領を元に作成しています。

ものづくり補助金11次公募の主な変更点は3

ものづくり補助金11次公募では、主に3つの変更点がありました。11次公募で最も大きな変更は、一部の補助枠およびケースに該当する事業者の提出書類が増えたことです。その他、11次公募では、補助事業の対象外である事業(労働を伴わない事など)について、具体的な事業名が公募要領に追記されました。 

なお、ものづくり補助金の11次公募の内容が知りたい人は、「ものづくり補助金とは?概要をわかりやすく解説」より確認できます。 

デジタル枠の「SECURITY ACTION」は申請時に宣言する

1つ目の変更点は、デジタル枠の要件「SECURITY ACTION」の宣言時のタイミングです。デジタル枠に応募する事業者は、基本要件にくわえ、「SECURITY ACTION」というWebサイトから宣言を行なう追加要件が課されます。

SECURITY ACTIONとは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する制度です。中小企業がみずから、情報セキュリティ対策に取組むことを目的とします。 

10次公募では、事業者はSECURITY ACTIONで 「一つ星」または「★★ 二つ星」いずれかの宣言を行えばよく、いつ宣言をするかのタイミングについては記載がありませんでした。しかし、11次公募からは「いずれかの宣言を応募申請時点で行っていること」と、事業者が宣言をするタイミングについて追記されました。

自社保有地以外で補助事業をする際は追加書類を提出する

2つ目の変更点は、事業者が自社保有地以外で補助事業を実施する際に、書類提出が必要になった点です。ものづくり補助金の要件では、「事業者が補助事業をする際の場所を所有しなければならない」というルールがあります。 

10次公募では「補助事業の実施場所が自社の所有地でない場合、賃賃貸借契約書等により使用権が明確であることが必要」という旨が公募要領に書かれていました。つまり、10次公募では、自社が実施場所を所有していなくても、実施場所のレンタル契約を書面で交わしていれば応募要件を満たせました。 

しかし、11次公募からは実施場所が自社の所有地ではない場合、ものづくり補助金の交付申請までに不動産登記事項証明書により所有権が移転していることを証明しなければいけなくなりました。 

なお、不動産登記事項証明書の取得は、採択後にします。自社保有地以外で補助事業をする人は、申請書と手数料の準備をしましょう。

【不動産登記事項証明書の取得に必要なもの】
申請書 法務局の公式サイトの「不動産登記申請手続き」よりダウンロード可能

手数料(印紙)

  • 書面請求:600
  • オンライン請求・送付:500
  • オンライン請求・窓口交付:480
※印紙は郵便局で購入可能。申請書に貼って提出

※法務省 公式サイト「不動産登記申請手続」をもとに株式会社ソラボ作成

対象外事業に事例が追記された

3つ目の要件は、ものづくり補助金の補助事業の対象外として、具体的な事例が追記されました。ものづくり補助金では、これまでも公募要領の中で「労働を伴わない」「専ら資産性の高い」事業は対象外としていました。 

たとえば、第11次の公募要領では、労働を伴わず専ら資産性の高い事業の具体例として「無人駐車場(コインパーキング等)運営にあたって単に機械装置の購入のみを行う事業等」と書かれています。10次公募と比べると、第11次の公募要領は、より明確に補助対象外の事業が示されています。 

ものづくり補助金の11次公募のスケジュール

ものづくり補助金の11次公募は、526日から申請の受付が開始されました。11次公募のものづくり補助金の申請締切は8181700です。10次公募ではデジタル枠の申請受付が別の日程でしたが、11次公募ではすべての補助枠の申請受付日が同一です。

【ものづくり補助金 11次公募 スケジュール】
公募開始 令和4512日(水)17時~
申請受付 令和4526日(火)17時~
応募締切 令和4818日(水)17時まで

※ものづくり補助金の公式サイトにある「第11次公募要領1.0版」をもとに株式会社ソラボ作成

 ものづくり補助金は令和23月に第1次公募がはじまり、今回の第11次公募までは14ヶ月ごとに断続的に公募されています。採択結果は、これまでのスケジュールから推察すると、9月~10月頃になる見通しです。 

公募要領は原則、公募回ごとに新しい版が公開されていますまた、公募の途中でも、1.01.1のように随時新しい版に改訂されることがあります。ものづくり補助金に応募する人は、最新の公募要領をものづくり補助金の公式サイトからダウンロードしてください。

11次公募の申請受付期間は10次より長い

11次公募の申請受付期間は、10次公募よりも約3週間長くなっています。10次公募では申請受付期間が2ヶ月弱ありましたが、11次公募では約2ヶ月と3週間あり、長めになっています。

10次公募と11次公募のスケジュール】

10次公募のスケジュール

11次公募のスケジュール

  • 公募開始:令和4216日(水) 17時~
  • 申請受付:令和4315日(火) 17時~

 (デジタル枠のみ329日(火)17時~)

  • 応募締切:令和4511日(水) 17
  • 公募開始:令和4512日(水)17時~
  • 申請受付:令和4526日(火)17時~
  • 応募締切:令和4818日(水)17

※ものづくり補助金の公式サイトにある「第11次公募要領1.0版」と「第10次公募要領1.2版」をもとに株式会社ソラボ作成

ものづくり補助金の申請には、電子申請のためのGビズIDプライムの取得や、事業計画書の作成など準備が必要です。ものづくり補助金に応募する予定なら、余裕をもって申請準備をするとよいでしょう。必要書類の準備については、「ものづくり補助金で申請時に必要な書類の揃え方と記載例」で確認できます。

この記事のまとめ

第11次公募は、5月26日から申請がスタートしました。締切は8月18日17:00までとなっており、採択結果は9月~10月に発表される見通しです。 ものづくり補助金の第11次公募では、10次公募のように新しい補助枠の追加のように大きな変更はありませんでした。しかし、デジタル枠の要件「SECURITY ACTION」の宣言を行うタイミングが新たに指定されたことや、自社保有地以外の場所で補助事業をする場合は登記も変更しなければいけないなど、事務手続きの変更がありました。 申請時に公開されている最新の公募要領が正式な適用ルールとなります。応募の際は、参考にしている公募要領が最新版なのか忘れずにチェックしましょう。

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