補助金とは?図解を用いながらわかりやすく解説

2024/03/11

2023/2/15

この記事の監修

株式会社SoLabo田原広一

株式会社SoLabo 代表取締役/税理士有資格者田原 広一(たはら こういち)

融資支援実績6,000件超、補助金申請支援実績1,300件超、事業再構築補助金採択支援件数は第4回~第8回まで5回連続で日本一を獲得。 『小規模事業者持続化補助金』、『事業再構築補助金』、『IT導入補助金』は自社での申請・採択も経験。「補助金ガイド」LINE公式アカウントでは約4万人の登録者に情報発信を実施。

補助金が気になる人の中には、補助金の意味や定義が知りたい人もいますよね。テレビや新聞などのメディアを通じ、「〇〇補助金」という言葉を目にするものの、補助金の意味や定義がわからず、補助金とはどういうものなのかを知りたい人もいるでしょう。

当記事では、補助金とは何かを解説します。図解を用いながら解説するため、補助金の意味や定義がわからず、その仕組みが気になる人は参考にしてみてください。

補助金とは事業者や個人の取り組みを支援するお金のこと

補助金とは、事業者や個人の取り組みを支援するお金のことです。補助金の定義は曖昧ですが、その意味を簡単に述べるならば、事業者や個人の取り組みを支援するお金(=補助するお金)となるため、補助金の意味や定義が知りたい人はその前提を踏まえておきましょう。

たとえば、地方公共団体の補助金における支出の根拠は地方自治法第232条の2です。「普通地方公共団体は、その公益上必要がある場合においては、寄附又は補助をすることができる」と明記され、財政援助などの各種行政上の目的をもって交付されています。

【補助金の仕組み】

それぞれの補助金には、あらかじめ設定された予算があります。政策目標や財政状況など、多岐にわたる要因から毎年度の予算案が作成され、議会に提出された予算案の承認が下りることにより、それぞれの補助金に予算が割り当てられることになります。

予算が割り当てられた後は補助金の募集が開始されます。専門のサイトや自治体のサイトなど、所定のサイトから補助金の募集が開始され、それらの所定のサイトから補助金を申請することにより、その補助金における申請手続きが進むことになります。

申請手続きの流れは補助金ごとに異なりますが、いくつかの工程は共通しています。書類の提出や審査の実施など、いくつかの工程を踏まえ、事業者や個人の取り組みが採択されれば、その取り組みを補助してもらえる(=支給額を受け取れる)仕組みです。

なお、事業者や個人の取り組みが採択されたとしても全額補助されるとは限りません。補助率や補助上限額など、補助金ごとに所定の条件が設定され、その条件の範囲内から支給額が決まるため、補助金に関する情報を調査している人はその点を留意しておきましょう。

助成金との違いは曖昧

補助金と助成金の違いは曖昧です。補助金と同様、国や自治体は助成金を明確に定義しておらず、補助金と助成金の線引きが曖昧なことにより、それぞれの違いを一概に言うことはできないため、補助金と助成金の違いが気になる人はその前提を踏まえておきましょう。

【補助金と助成金における各項目の比較】

項目 補助金 助成金
管轄 経済産業省、地方自治体など 厚生労働省、地方自治体など
審査 あり あり
交付 原則後払い 原則後払い
返済 原則不要 原則不要

たとえば、審査が実施される点は補助金と助成金のいずれにおいても同じです。審査項目や審査内容はさまざまですが、補助金と助成金のいずれにおいても所定の審査を受けることになるため、補助金と助成金における共通点とも言えます。

また、返済不要となる点は補助金と助成金のいずれにおいても同じです。不正受給や不正利用にあたる場合は返還を求められる可能性もありますが、補助金と助成金のいずれにおいても返済不要となるため、補助金と助成金における共通点とも言えます。

ただし、「経済産業省が管轄の場合は補助金」「厚生労働省が管轄の場合は助成金」など、傾向として言えることはあります。それぞれの違いを一概に言うことはできませんが、傾向として言えることはあるため、補助金と助成金の違いが気になる人は留意しておきましょう。

補助金と助成金の違いが知りたい人は「補助金と助成金の違いは?相違点と共通点からそれぞれの傾向を解説」を参考にしてみてください。

補助金に関するQ&A

馴染みがないことにより、補助金に関する気になる点や知りたい点がいろいろあると思います。今回は補助金に関する情報を調査している人が気になりそうな点をQ&A方式にしたため、補助金に関する情報を調査している人は参考にしてみてください。

【補助金におけるQ&A】

質問 回答
補助金はいくら貰えますか? 支給額は補助金ごとに異なる。補助金ごとに補助上限額や補助率などの条件が定められ、それらの条件から支給額が決まる。
補助金が貰えるのはいつですか? 補助金によっても異なるが、事業や活動が認められた後に支給額が交付される後払い方式が採用されている傾向がある。
補助金は何種類くらいありますか? 都道府県や市区町村などの自治体が募集している補助金を含めれば、数千ほどの補助金があると言われている。
補助金は常に募集されていますか? 常に募集しているとは限らず、補助金ごとに公募期間がある。締め切りがある場合はその期間内に申請することになる。
審査に落ちた場合は再申請できますか? 原則として再申請は可能。複数の公募回に分かれている補助金の場合は次回以降の公募回に再申請することになる。
助成金との併用は可能ですか? 原則として補助金と助成金の併用は不可。併用が不可となる場合は公式サイトや公募要領にその旨が記載されている。

日本国内にある補助金はさまざまです。その数は多く、都道府県や市区町村などの自治体が募集している補助金を含めれば、あらゆる補助金が存在するため、補助金が気になる人は自身の目的に合う補助金を探すところから始めてみてください。

また、補助金に関する情報を調査している人ならば、専門家に相談することも方法のひとつです。専門家に相談することにより、補助金の仕組みや活用事例を聞くことができるため、補助金に関する情報を調査している人は専門家に相談することも検討してみましょう。

まとめ

補助金とは、事業者や個人の取り組みを支援するお金のことです。補助金の定義は曖昧ですが、その意味を簡単に述べるならば、事業者や個人の取り組みを支援するお金(=補助するお金)となるため、補助金の意味や定義が知りたい人はその前提を踏まえておきましょう。

また、補助金と助成金の違いは曖昧です。国や自治体は明確に定義しておらず、補助金と助成金の線引きが曖昧なことにより、それぞれの違いを一概に言うことはできないため、補助金と助成金の違いが気になる人はその前提を踏まえておきましょう。

なお、補助金に関する情報を調査している人ならば、専門家に相談することも方法のひとつです。専門家に相談することにより、補助金の仕組みや活用事例を聞くことができるため、補助金に関する情報を調査している人は専門家に相談することも検討してみましょう。

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