最高の仲間が集う場所で医療に今までにない革命を

株式会社OCD 代表取締役 寺田哲

「医療者目線でリアルな医療者の抱える問題を解決する」ことを目的としてオンライン医局を運営されているのが、株式会社OCDの寺田哲様です。今回は寺田様にインタビューを行い、起業するに至った経緯について伺いました。

医療従事者の抱える日常業務の負担や研究時の煩わしさを解決する

株式会社OCD 寺田哲様

-寺田様はご自身が医師として勤務する中でサービスを立ち上げられたのですか?

寺田氏:はい。そうです。

-ということは本当にリアルな医療従事者の目線から必要なサービスを提供することが出来ると思うのですが、株式会社OCDでは具体的にどのようなことをされているんですか?

寺田氏:医療者は患者さんの治療に関わる業務は当然のことながら、その他にも研究や日常業務に忙殺され、多大な負担を抱えていることがあるんです。

例えば研究であれば、もっといい研究を行いたいと思っていても計画の立案が思うようにいかないことがあったり、忙しい中でも長い論文を書いたりしなくてはいけません。それ以外にも患者さんに向けたポスターや動画の作成なども行わなくてはいけないんです。

そこでアウトソーシング(外注)として医療者の方たちが研究時やポスターや動画などの作成をお手伝いしています。

-アウトソーシングは株式会社OCDがすべて行っていらっしゃるんですか?

寺田氏:いいえ。アウトソーシングは多くのカテゴリーを設けているのですが、1つ1つに複数の企業様に参画を頂いて、ユーザーの方は登録されている企業の中から気に入ったものを選択し、サービスを利用するという形になっています。

そのため多くの会社と提携することによりさらに多くの医療者が抱える様々な問題を解決することが可能になると考えています。

-なるほど。

アカデミアは全ての医療者のもの

株式会社OCD

 

寺田氏:もちろんOCDで出来ることはアウトソーシングを利用することだけではありません。

-どういうことでしょうか?

寺田氏:Covid19が猛威を振るい始めた時に痛感したことですが、医療者間の情報交換はもとより、患者様まで届けるというのは本当に大切なことなんです。そこでOCDを利用している医療者は「知見共有(e-casebook)」「アプリを使用した研究やコンペ」「オンライン勉強会」「ARVR勉強会やフェス」といった自らの持っている情報をアウトプットする場としても利用することが出来るんです。

-OCDはどのような方が利用できるんですか?

寺田氏:医師の方はもちろん、歯科医師や保健師、臨床検査技師、救急救命士、公認心理士などなどの国家資格をお持ちの方ばだれでもご利用いただけます。

-想像以上に多いんですね。

寺田氏:研究をするのは大学だけでも、まして医者だけでもありませんからね。今までも民間からでも医者以外からも多くの素晴らしい研究はあります。そこをさらに後押しできるような会社を目指し、いわゆる臨床研究のNO border化を目指しているので様々な方に利用して頂きたいんです。

それで何かを生み出せたら嬉しいですね。

-多くの人が団結して情報を共有し合うことが大切なんですね。

寺田氏:その通りです。

-今後の目標や将来のビジョンについてどうお考えですか?

寺田氏:まずは医療関係で困った事があれば、OCDにアクセスしようというような会社にしたいです。また、VRやARなどにも力を入れて医療の世界にもICTのイノベーションを巻き起こしたいです。

また、企業と医療者を繋ぐことも我々の役目だと考えています。

 

OCDにはOCD会員専用のFacebookグループがあり、その中で出会った人達同志で研究も生まれますし、必要な事を安価にサービスが受けられたらチャレンジのハードルは下げられます。
また、OCDのサービスを利用する事で空いた時間を使い医療者が新たな事にチャレンジする機会を作ってあげる事ができると思うのです。もちろんその時はOCDを一つのスペースと使用して利用していただき、いろいろなアイデアを生み出して行く場にしてほしいと考えています。それは研究にとどまらずワクワクするような企画だったり、ものすごいニッチな企画でもいいと思います。
つまり、社内ベンチャーみたいな形でチャレンジしたい人が成果報酬を受け取る形にして、OCDを通じて出来た仲間と別途スタートアップとして立ち上がっていいかなと。
かっこつけるなら、「医療のネット上のコワーキングスペース」を目指しています。

-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!

寺田氏:我々はアウトソーシングを駆使する事で素早く良質な研究をつくり、アウトプットすることで世間(医療者はもちろん患者様まで)に周知させるということが目的としています。そこで研究に没頭できる環境づくりのためにAIなどのテクノロジー系や研究時に必要なイラストや動画などの作成を請け負っていただける事業パートナーの方を募集しております。

我々の想いに賛同いただける方は是非、お声がけください!

SoLabo担当者からのコメント

村野 智範/Murano Tomonori

「医療関係の事業者で困ったことがあればOCDに相談してもらえるように事業を創っていきたい」と仰られる寺田様。医療業界の発展を願う代表は、自らも医師であり、自身が業界の中心にいるからこそ見えている世界があるとのことでした。今後幅広く提携を広げていきたいとのことですので、ご興味のある方はぜひご連絡を。

株式会社OCD

address:
東京都中央区日本橋兜町17-1日本橋ロイヤルプラザ706

tel:0368698630

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