一人ひとりの『will』を実現する

株式会社ウィルゲート 専務取締役COO 吉岡諒

日本における「働きがいのある会社」ランキングに8年連続で選出されるなど、輝かしい実績を誇っている株式会社ウィルゲート。ですが「創業当初からすべて順風満帆に経営が進んでいたわけではない」と語るのはウィルゲートの共同創業者で専務取締役COOを務められている吉岡諒様です。

今回はそんな吉岡様にインタビューを行い、事業に対する想いを伺いました。

 

倒産の危機まで追い込まれたウィルゲートショック

株式会社ウィルゲート 吉岡諒様

-株式会社ウィルゲートとはどのようなことをされている会社なんですか?

吉岡氏:弊社はSEOコンサルティングと記事作成支援を中心に、デジタルマーケティング全般のコンサルティングを行う会社です。これは創業当初から主力事業の1つで、これを起点に設計から作成、流通までワンストップでサポートするコンテンツマーケティング事業などを展開しています。

ほかにもフリーランスのライター・編集者とのオンライン編集チーム構築や成長中のベンチャー企業に対してデジタル化支援、WebIT業界に特化したMA仲介などを行っています。

これらの事業に伴って現在複数のサイトを運営しています。

オンライン編集チーム構築のサービスを提供している「エディトル」や記事作成の代行が依頼できる「サグーワークス」、SEO作業の効率化を図れる「TACT SEO」、M&A仲介サービスを提供している「Willgate M&A 」です。

特にエディトルやサグーワークスなどはコンテンツ作成に困っている会社様だけでなく、クリエイターとして活躍の場を探している方にとっても出会いの場になっています。

-なるほど。さぞかし多くの企業がご利用されているんでしょうね。

吉岡氏:おかげさまでこれまでのべ6,300社以上の企業を支援させていただいています。

-すごいですね!吉岡様は大学時代に起業されたんですよね?

吉岡氏:そうです。代表の小島に誘われて、共に起業することになりました。小島とは小学一年からの幼馴染で親友です。共に所属していたドッジボールチームでは小島がキャプテン、私が副キャプテンという間柄でした。

-今とほとんど関係性が変わっていないんですね。

吉岡氏:そうですね。昔から彼のリーダーシップは知っていたので、一緒に起業するとなった時は嬉しかったですね。

当時はファッションeコマースのサイトを運営していて、Webマーケティングというものを試行錯誤しながら探っている状態でした。それでそのうち、月商が上がってきたんですが今度は資金繰りと事業推進の両立に頭を悩ませるようになって。「これはほかのベンチャー企業や中小企業も同じように困ってるのでは?」と思って始めたベンチャー・中小企業向けのWebマーケティング支援事業が現在につながる道筋になっています。

-そうなんですね。聞くところによると吉岡様たちは一度大きな経営危機を経験されているとか。

吉岡氏:そうなんです。「ウィルゲートショック」と呼んでいる時期ですね。設立2期目で資金調達後に一気に30名まで増員。私たちの経験の無さや社員たちとのコミュニケーション不足から社内での目的意識や目指すべきビジョンがバラバラになって、企業としても大きく赤字になり経営危機に陥り、組織が崩壊してしまいました。

-今のウィルゲートからはとても信じられません。

吉岡氏:当時は「成果主義」のもと、短期的な成長を追求する表面的な理念経営を行って、能力やスキル重視で採用活動し、組織作りがしっかりできていなかったのが問題だったんですよね。会社はいつ倒産してもおかしくありませんでしたし、代表の小島と私は20代前半にして多額の負債を背負うこととなりました。

-そこからどうやって復活されたんですか?

吉岡氏:まず経営のやり方を大幅に見直して、社員へ経営理念と事業戦略の再共有を実施しました。社員一人ひとりと密に面談し、経営状況の説明と苦しい状況のなかで会社に残り続ける意志があるかどうか確認したんです。

その際に一部の社員が会社を去りましたが、情熱に突き動かされたメンバーとともに、倒産寸前の会社をV字回復させることに成功しました。 この経験から、特に採用に関しては「実力採用」から「価値観採用」に切り替え、社員への理念の浸透に力を入れるようにもなりました。組織の崩壊と再生を通じて掲げられた「一人ひとりの『will』を実現する」という理念は、今も弊社に根付いています。

-なるほど。経営スタンスをがらりと変えられたんですね。

吉岡氏:そうです。でも変わらなかったものもあります。昔から変わらずに私たちが大切にしているのが「価値ある『will』をもった企業・個人が評価される社会を創りたい」という想いです。創業当初から現在まで振り返るとウィルゲートショックなど大変な時期もありましたが、あの大変な思いをしていなければ、きっとこの想いが会社を通じて共有されるようなことにはなっていなかったのかな、と。

-そう考えるとウィルゲートショックも大きな意味がありましたね。

吉岡氏:そうですね。実は小島と私で当時のことを振り返った記事とかもアップしているのでよかったら見てください。

関連記事|創業者2人が語るウィルゲート誕生秘話 経営危機を乗り越えた“理念”の力

株式会社ウィルゲート 吉岡諒様

デジタル化を推進し、誰がやるべき業務か再定義して経営を最適化する

株式会社ウィルゲート 吉岡諒様

-大きな危機を脱して、飛躍的に成長されたウィルゲートですが、吉岡様たちが掲げる「will」の実現にはどのようなことが大切だとお考えですか?

吉岡氏:企業・個人の『will』の実現を加速するためには、戦略立案や業務改善のスピードと質の向上が重要となります。

これらはデジタル技術を活用し、データを可視化することで精度を上げることができます。またフリーランスと企業のマッチング機会を創出することは、企業が本来やるべきことに集中して経営の最適化に取り組める環境ができ、フリーランスは新しい活躍の場を得ることができます。

現在はマーケティングとデータ管理の領域においてデジタル技術を活用した「戦略や業務改善の実行支援」や「フリーランスと企業のマッチング支援」を行っているのですが、今後は幅広く「デジタル化を推進し、誰がやるべき業務か再定義して経営を最適化する-Digital & Work Optimization-」と掲げ、企業の事業拡大の支援や個人が力を発揮できる機会提供を行っていければなと思っています。

-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!

吉岡氏:SEOや記事作成によるコンテンツSEOに注力していきたいお客様やBtoBのマーケティングや営業を強化したいお客様、ITWebM&Aにお悩みの方は私たちが力になれるはずです。

ご相談やご質問などありましたら、SNSから気軽にメッセージください!

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株式会社ウィルゲート

SoLabo担当者からのコメント

株式会社ソラボ 大石田一真
大石田 一真/Oishida Kazuma

株式会社ウィルゲートの共同創業者である吉岡様からお話をお伺いして参りました。成長中のベンチャー企業に対してデジタル化支援も行いつつ、自社においても「デジタル変革」と「働き方変革」を実践しているということで、現代社会で必要となる取り組みを率先して実施されていることが伝わってきました。話しやすく、丁寧なご連絡をいただけるその姿勢からは、お客様からの信頼も得られる理由が感じ取ることが出来ました!

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