「笑い」を個人の技から社会の価値へ——エンターテインメントの新しいかたちへの挑戦

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「笑い」を個人の技から社会の価値へ——エンターテインメントの新しいかたちへの挑戦

株式会社チーノプロダクション代表取締役 東山 一真

PROFILE

株式会社チーノプロダクション

代表取締役 東山 一真

2015年より構成作家として活動を開始。現場で培った企画力と演出力を武器に、2022年から自社主催のお笑いライブイベントを展開。2026年現在は、ライブの企画・制作・運営をトータルで手掛けながら、個人に依存しない自社コンテンツの創出に注力している。複数の芸能事務所と連携し、出演者や事務所にとって価値ある機会を提供。お笑いの枠を超え、商業施設などでも活用可能なコンテンツを通じて、より多くの人々に笑顔と活力を届ける事業展開を進めている。

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東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609

tel: 080-2027-3988(10:00~19:00)

今回お話を伺ったのは、自社主催のお笑いライブを中心に、イベントの企画・制作・運営までを一貫して手がける株式会社チーノプロダクションの代表取締役 東山一真さん。

構成作家としてのキャリアを持つ東山さんが今大切にしているのは、個人の力に依存しない、組織として笑いを生み出す「仕組み」作りです。一人の限界という壁をどう乗り越え、事業を拡大させてきたのか、その歩みを伺いました。

個人から会社へ、笑いを届ける仕組み作りの最前線

― まずは、現在の事業についてお聞かせいただけますか。
東山氏:現在は株式会社チーノプロダクションとして、自社主催のお笑いライブを中心に、イベント企画・制作・運営まで一貫して手がけています。

2015年から構成作家として活動してきましたが、その経験を活かしながら、今は会社として価値を提供する形に軸足を移しています。

また、これまでの実績として、吉本興業様やマセキ芸能社様、太田プロダクション様など、複数の事務所様とご一緒させていただいており、企画段階から関われる点を評価いただいてきました。

― 構成作家としてのご経験が、現在の事業にも活きているのですね。
東山氏:そうですね。

「どうすれば面白くなるか」を現場で積み重ねてきたことが、今の企画力につながっています。

ただ、今後は個人として全てを担うのではなく、自社として価値を提供できる仕組みや形をより強化していく方向で進めています。個人の力に頼るのではなく、会社として継続的に面白さを生み出せる体制をつくることが目標です。

作る楽しさと笑いで人を喜ばせたい思いが独立の原動力

― 自社でイベントを主催されるようになったきっかけを教えてください。
東山氏:作家として現場に関わる中で、「お笑いライブの面白さを、もっと多くの人に届けたい」と感じたことがきっかけです。

実際のライブは、会場の一体感やその場で生まれる笑いなど、その場にいるからこそ味わえる魅力がありますし、そうした体験を通じて、できるだけ多くの方に笑顔になっていただきたいという想いも強くなっていきました。

そうした背景から、その価値をより多くの方に届けられる形にできないかと考えるようになりました。

― もともと「作ること」がお好きだったと伺っています。
東山氏:小さい頃から、何かを組み立てたり形にしたりすることが好きでした。

自分がつくったもので誰かが笑顔になる瞬間が何より嬉しく、その喜びが原動力になっています。空間そのものをデザインしたいという気持ちが、今の仕事につながっていると思います。

一人の力から仕組みへ事業拡大の壁を超えた挑戦

― 事業を進める中で、どのような課題に直面されましたか。
東山氏:会社を立ち上げた当初は、企画から台本、ディレクションまでほとんどの業務を自分一人で担っていました。

そのおかげでクオリティは保てましたが、一方で「どうすればより多くの人に楽しさや価値を届けられるか」と考えたときに、個人の力だけでは限界があることを実感しました。

そこで、事業の広がりや持続性を考え、仕組みや体制の作り方を見直す必要があると感じたのです。

― 事業としての広がりを考えたときの壁ですね。
東山氏:「自分がやればできる」という状態は一つの強みでしたが、それだけでは届けられる価値の範囲が限られてしまうと感じました。

どうすれば自分の力に頼らずに、より多くの人に笑顔や楽しさを届けられるかを考え、やり方そのものを見直す必要がありました。自分一人の力で完結させるのではなく、仕組みとして価値を生み出せる形に変えていく挑戦でした。

試行錯誤から生まれた楽しさを届ける仕組み

― そこからどのような変化があったのでしょうか。
東山氏:融資を受けたことが大きな転機でした。

資金を得たことで、「自分が頑張り続けるため」に使うのではなく、「より良い仕組みをつくるため」に使うべきだと考えるようになったんです。それによって、人に任せることや時間を生み出すことの価値を実感できるようになりました。

― 経営としての視点に変わっていったのですね。
東山氏:そうですね。

それと同時に、「すべてを完璧にやらなければいけない」という考え方からも解放されました。一つひとつ試しながら改善していくことで、結果的により良い形に近づいていくと実感しています。

― その変化は、提供する価値にも影響していますか。
東山氏:大きく変わりました。

今は「より多くの方が自然に楽しめる場」を意識しています。出演者に依存しすぎず、自社として価値を提供できるコンテンツをつくることで、商業施設などでも活用していただける可能性が広がると考えています。

関わるすべての人に価値を届け、笑いの未来を創る

― 今後、どのような展開を考えていらっしゃいますか。
東山氏:関わるすべての方にとって価値のある場をつくりたいと考えています。

出演者や事務所の方には新しい機会を提供でき、スタッフにとっても前向きに関われる環境であり、お客様には「来てよかった」と感じていただける。そのような状態を継続的に生み出していきたいです。

― その実現に向けて重要なことは何でしょうか。
東山氏:大切なのは、「チーノプロダクションが手がけるものは面白い」と信頼していただけることだと思います。

一つひとつの取り組みを着実に積み重ねながら、ブランドとして認知される存在を目指していきたいです。

挑戦する人へのメッセージ 未来を切り拓く力に

― 最後に、読者の方へメッセージをお願いいたします。
東山氏:これから何かに挑戦される方には、信頼できる仲間と一緒に取り組むことをおすすめしたいです。

一人では見えなかった可能性も、仲間と共有することで広がると実感しています。私自身も、これからは個人の力だけでなく、仕組みとして価値を生み出すフェーズに進んでいきます。お笑いを通じて、日常に自然な楽しさや活力を届けていきたいと思っています。

株式会社チーノプロダクション

笑いで日常に楽しさを届けるイベント制作プロダクション

株式会社チーノプロダクションは、自社主催のお笑いライブを中心に、企画・制作・運営までを一貫して手掛けるイベント制作会社です。単なるライブ運営に留まらず、出演者に依存せず独自に価値を提供できる「自社コンテンツ」の創出を重視。複数の芸能事務所と連携し、出演者やスタッフにとっても前向きに関われる場を作るとともに、商業施設などでも活用可能なコンテンツを提供しています。今後は、より多くの人々に笑顔と活力を届けるため、事業の幅を広げる取り組みを推進中。

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