30代の若手税理士

－聞くところによると税理士の先生方の平均年齢は60歳以上なんですよね。そう考えると海老名様の30代で税理士として事務所を構えていらっしゃるのは本当に若いな！と感じます。

海老名氏：そうですね（笑）。業界の中では相当若手だと思います。

－でも海老名様は独立される前は会計事務所に勤務されていたんですよね？

海老名氏：はい。5年間ほど務めさせてもらって、創業期の会社のサポートを数百社行ってきました。

－数百社！すごいですね。かなりバリバリに働かれていたようですが、独立しようと思われたきっかけは何だったんですか？

海老名氏：税理士の専門はもちろん税務なんですが、創業直後のお客様から受けるご相談は、税金以外に関する事がほとんどだったりします。

－そうなんですか？

海老名氏：はい。その中には経営に関するご相談も受けることもあったんですが、その時にどうも自分の中で納得のいくお応えをすることが出来ていないな、と感じたんです。

経営者の方の気持ちになれていないな、と。それで経営者の方の気持ちに寄り添って相談を受けるためには自分自身が経営者になる必要があると思って開業しました。

－それで独立ですか？すごい熱意ですね。

海老名氏：ただ税理士の知識を持ってお客様と接するのって機械的っていうか。そういうのは嫌で、熱のこもった、人間味みたいなものを大切にしたいなと思って。そのために出来ることをやろうと思ったんです。

－なるほど。海老名様が連絡手段としてチャットワークやSlackを使われているのも何かそういった理由があるんですか？

海老名氏：税理士というと、何となく「親しみづらい」「質問したい事があっても聞きづらい」「電話してもなかなか出てくれない」というイメージを持たれる方が多いんです。

また、私のところにいらっしゃるお客様の9割が20～40代の若手経営者の方なんですが、そういう方々は時間もない中で数々の業務をこなさなければいけないので、時間を取られる電話を好まないんですよね。

チャットワークやSlackなどを使えば私と直接やり取りが出来るので、時間の無駄なくスピーディーに対応することが出来るんです。

なので、まだ直接顔合わせたこともなければ、声も聞いたこともないお客様もいます。

－それで問題はないんですか？

海老名氏：大丈夫です！お客様もチャットワークの方が電話よりも税理士に何でも相談しやすかったりするみたいで。

もちろん、文面では伝わりづらいことは電話を使ったり、面談したりして対応しています。

創業期の会社の強い味方

－お話を伺っていて本当に海老名様は本当にお客様に寄り添っているんだな、と感じたのですが、税理業務として関わっていくうえで大切にしていることはありますか？

海老名氏：私はマーケティングのプロでもなければ、営業のプロでもありません。

ただ、社長は相談者が身近にいないことが多いです。そんな時に、一次的な相談者として私が選ばれ、何かしらのヒントを微力ながらも提供していければと思っております。

そこで税務は徹底した効率化をして、その空いた時間は情報収集等に費やすようにしています。

例えば当事務所では、特別なソフトを使用して、資金繰り表の作成を始めました。

－資金繰り表ですか？

海老名氏：「〇円の利益を出すために、いくら売上れば良いのか？」「〇カ月後にいくらくらいのお金が残るのか？」「自社の経営状況は今、どうなっているのか？」「役員報酬はいくらに設定すれば良いか」「法人成りをするべきか？」などを明確にするものです。

－たしかに、そういうことを知れるのは創業者の方にとってはうれしいですね。

海老名氏：そういう積み重ねでお客様と信頼関係を築いていき、お客様が経営を行うにあたっていくにあたり、何でも相談できる存在になりたいと思っています。

－そうなんですね。では今後「こんな人と関わってみたい！」などというのはありますか？

海老名氏：実は私は税理士会の野球部に入部していて、その中で感じたのは、野球の繋がりは素晴らしいということです。それ以外にも私はずっと趣味でウェイトトレーニングをしているんですが、そういった仕事以外の繋がりで仕事をしていけたら面白いなと感じています。

－本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします！

海老名氏：当事務所のお客様の多くが会社設立1～3期目で20～40代の方です。同じようにお金のことで悩まれている方はビジネスチャットで気軽にご連絡ください！

お待ちしております！