株式会社LEED代表取締役 金 裕記

お話を伺ったのは、企業のマーケティング支援・ブランディングコンサルティング支援を行っている、「株式会社LEED」代表取締役の金裕記さん。

「LEEDさんに離れられると困る」。そう言われることが最高の褒め言葉だと語る金さんの、挑戦への軌跡を辿ります。

「戦略・モノ・認知」全方位に企業の売上向上をサポート

― まずは、株式会社LEEDの事業内容についてお聞かせください。

金氏： マーケティング支援・ブランディングコンサルティング支援を行っています。一般的には、コンサルは「戦略」、制作会社は「モノ」、広告代理店は「認知」と役割が分かれていますが、僕たちはそのすべてを担います。

市場調査からWebやEC構築、SNS運用、広告、CRMの設計まで、部分最適ではなく、売上全体のボトルネックを見極め、実行まで一緒にやり切る。その姿勢が、LEEDの特徴です。

一言で言えば、「企業の売上向上の方程式を解き明かし、実行まで伴走する仕事」。多くの経営者は「売上を伸ばしたい」という思いは強い一方で、「どこに手を打てばいいか分からない」と悩んでいます。専門のスタッフがペルソナごとに事例を踏まえながら、どこに課題があるのかを見極めて、お客様自身もまだ認識できていない課題を抽出し、そこから解決策を導くことができる。それが弊社の大きな強みだと考えています。

「成果」と「数字の重み」を強く意識した原体験

― もともとはモデル活動や映像制作をされていたそうですね。

金氏： はい。大学時代に上京して、モデルをしながら映像のクリエイティブチームを立ち上げまして。ブランドのプロモーション動画などを制作していました。

制作クリエイティブチームを立ち上げ、大学時代からマーケティングを学んでいましたが、実際にお客様と仕事をするようになってから、ただ動画を作るだけではなく「どうすればより多くの人に見てもらえるか」という視点へと発展して、お客様がエンドユーザーに対してどのような行動を促したくて動画制作を依頼しているのかを意識するようになりました。

「作るだけではなく、誰にどう届け、どう動かすかまでを設計する」これがマーケティング全体に向き合うようになった原点です。

― D2C（Direct to Consumer）の事業経営のご経験もあると伺いました。

金氏： はい。ブランドを立ち上げましたが、うまくはいきませんでした。撤退を決めたときは、本当に悔しかったのですが、その経験で「数字の重み」を身をもって知りました。

今はクライアントに対して机上論ではなく、「ここは踏ん張りどころ」「ここは引くべき」と話せるのは、その撤退判断をした経験があるからだと実感しています。

「チームで勝つ」組織へ！失敗も成長の一部と捉える

― これまでの事業運営の中で、大きく変化したと感じることはありますか？

金氏：社員と共に「組織として成長している」ところです。サッカーをやっていた影響からか、「自分が点を取らなければ勝てないフォワード」のように、自分が結果を出さないとチームが勝つことができない、若干ワンマンな思考が染みついていたいたんです。

でも、メンバーが増え、ある瞬間に「それぞれが点数を取りに行くような動きをしてくれる、自発的に動いてくれるような組織になっている」ことに気づいて。「自分が点を取らなくても、チームで勝てばいい」と思うようになりました。

― 組織づくりでは、どのようなことを大切にされているのでしょうか？

金氏：「失敗しよう」という文化を大切にしています。失敗は挑戦の証拠。マーケティングに正解はないからこそ、早く試し、早く学ぶ。失敗も成長の一部と捉え、PDCAを素早く回すことで挑戦を続けています。

 

― 経営の中では、どのような考え方を大切にされているのでしょうか？

金氏：一番大事にしているのは、マネジメントやチームビルディングです。どんな仕事でも人が関わることを大切にしたいと考えています。AIがどれほど進化しても、社会をつくるのは人であるという思いが根底にあり、「すべての人に自分らしさとリスペクトを」という価値観を会社のパーパスにも反映させています。

社長という立場ですが、最近入社した若い社員も含め、役割が違うだけで人としての尊厳はフラットだと考えています。だからこそ、各個人の発言の重みはそんなに変わらないんじゃないかな」と思っています。

「売上の公式」×「企業の個性」で、唯一無二のリーディングカンパニーを輩出

― これからの展望についてもお聞かせください。

金氏： AIが進化しても、社会を作るのは「人」であり、企業の根幹にあるのは「個性」です。 単に売上を上げるだけでなく、その企業ならではの「色」や「強み」をマーケティングの力で最大化したいと考えています。

たとえば、パワフルな従業員が多い会社であれば、マーケティングにおいてもその「熱量」を表現します。最大限その会社らしさをマーケティングに反映させ、唯一無二の形を生み出していける企業になりたいと考えています。

記事を読んでいるあなたが、もし、今の事業で「何かがおかしい」「もっと伸びるはずだ」と感じているなら、ぜひ一度お話ししませんか？マーケティングは地道な分析と、諦めない実行の積み重ねが大切です。 僕たちは、コーチのように教えるだけの存在ではなく、あなたのチームの一員として、一緒に悩み、一緒に汗をかき、結果が出るまで走り続けます。 「LEEDさんがいないと困る。結果を出してくれて本当に助かった」そんな声をいただけるよう、あなたのチームの一員として全力で向き合います。