未来を守り、つなげる
株式会社テックビルケア 代表取締役 茶橋昭夫
防災設備のメンテナンスなどを手がけられている株式会社テックビルケアの茶橋昭夫様はお父様の立ち上げられた会社を引き継ぎ、2代目として会社を牽引されています。今回はそんな茶橋様にインタビューを行い、お話を伺いました。
「建物の未来を守る」・従業員の「ココロ」も「モノ」も満たされる会社づくり
-株式会社テックビルケアは茶橋様のお父様が創業されたんですよね?
茶橋氏:はい。なので私は父の後を継いでの2代目になります。
とはいえ父の意向と私自身の想いもあってすぐに父の会社に入ったわけではなく、システム会社やエアコンメーカー、防災設備会社で、計6年間働いていました。
-なるほど、現在の事業に近いお仕事を他でされていたんですね。
茶橋氏:そうですね。でも、当時当社は防災設備事業はまったくメインではなかったんですよ。全体の1割程度で。メインは清掃業だったんですよね。
-そうなんですか!?それは意外でした。清掃業から防災設備事業に切り替えられた理由は何かあったんですか?
茶橋氏:会社の成長を考えると清掃業だけだと厳しいというのがありました。
でも建物の高寿命化、企業のコンプライアンスへの意識への高まり、全国的な自然災害の増加に伴う「防災」意識の向上により、それらをバックヤードで支える設備保守管理のニーズが年々高まっていましたし、建築設備インフラは、高度情報化社会の進化、防災レベルの発展・向上にとってはなくてはならない存在であることは間違いありません。それで私が中心となって防災設備事業を主導していくことになったんです。
-でも全体の1割の事業をメインにするって大変なことですよね。
茶橋氏:大変でしたね。何しろ仕事がないわけですからね。まず集客方法から見直してHPを自作したり、インターネット広告を勉強したりしました。
-なるほど現在防災設備事業がメインになっているのは茶橋様の努力の賜物というわけですね。事業を展開していくうえで大切にしていることはなんですか。
茶橋氏:インフラを運用するお客様にあわせた提案業務や設置されているインフラ設備に応じた保守管理の技術提供、そして当社を頼りにしていただけるお客様との信頼関係の構築ですね。
そのために「挨拶を徹底する」「清潔な身だしなみ」「はっきりとした返事」「丁寧な言葉遣い」といった凡事徹底を実行し、お客様に「満足を超えた感動のサービス」を届けることを大切にしています。
そうすることで私たちも自分の仕事に「やりがい、その先に有る使命感」を生み出し、お客様と私たちテックビルケアの両者がwin-winの関係となることができます。
そうやって建物の「未来」を影で支え、従業員の「ココロ」も「モノ」も満たされる社会づくりに貢献していきたいと考えています。
目指すは定期報告施工数全国No.1
-今では防災設備事業で全国展開もされていますが、今後の目標などがあれば教えてください。
茶橋氏:主に3つあります。定期報告施工数全国No.1にすること、防災・防犯の海外展開すること、従業員全員満足の会社にすることです。
-定期報告ですか?
茶橋氏:定期報告というのは建物自体の自然老朽化などで防災機能などが十分に発揮できない状態になっていないかなどということを定期的に点検し、結果を監督官庁に報告することです。
当社では消防法・建築基準法に基づく法定検査をワンストップで自社施工にて提供しています。
こういったメンテナンス技術って日本はすごく高いんですよね。これを活かせばアメリカや中国、東南アジアに進出することも夢じゃありません。
こういった目標を達成していって、従業員にもっとワクワクして仕事の向き合ってもらえればいいですね。
-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!
茶橋氏:私たちは、35年以上建物に携わってきた経験と、現場最先端で培われた実績、その総合力で、「安心」と「信頼」という感動品質をお約束します。
より安全にインフラをご利用いただけるよう老人福祉施設の運営法人、建物のオーナー様、建築設計事務所などの皆様からのお声がけをお待ちしております!