ひとりで抱え込まない「等身大の起業」を。好きなことを諦めない環境をつくる

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ひとりで抱え込まない「等身大の起業」を。好きなことを諦めない環境をつくる

一般社団法人ワン・カンパニー / 合同会社ホリスティックライフ代表 大峽 みな子

PROFILE

一般社団法人ワン・カンパニー / 合同会社ホリスティックライフ

代表 大峽 みな子

専業主婦を経て40歳で資格を取得し、自宅ネイルサロンを10年間経営。
コロナ禍での対面施術制限を機に情報不足による挫折を経験するも、その後は東京都の女性向け創業支援により法人を設立。ソラボでの資金調達支援も受け、資金循環により不安なく事業を進められる実体験を得る。
自身の苦労や経験をもとに、誰もが好きなことを諦めずに挑戦できる環境づくりのため、合同会社ホリスティックライフで女性の起業・事業支援を行うとともに、一般社団法人ワン・カンパニーを通じて、「未来起業アカデミー」の運営や伴走人材の育成、社会還元の仕組みづくりを目指している。

自宅の小さなネイルサロンからスタートし、自身の挫折や融資の経験を経て、伴走型の起業支援コミュニティ「未来起業アカデミー」を立ち上げた大峽みな子さん。
「絶対に孤独にさせない」をテーマに、女性起業家の心と資金の両面を支える活動を続けています。その原点には、自身が苦労したからこそ生まれた、「好きなことを諦めない環境を届けたい」という強い思いがあります。

主婦からネイリスト、そして起業家たちの「伴走者」へ

― まずはこれまでの歩みについて教えていただけますか。
大峽氏:もともとは専業主婦でした。

子どもが小学生になるまでは家にいよう」と決めて家庭に入っていましたが、昔からネイルが大好きで、自分で施したセルフネイルを見た方から「私もやってほしい」と言われる機会が増えたんです。それがきっかけで40歳のときに資格を取得し、自宅サロンを始めました。

振り返ると、自分から「これをやろう」と道を切り開いてきたというより、「求められること」「必要とされること」に背中を押されながら、一歩ずつ進んできた感覚があります。

― 現在の「未来起業アカデミー」を立ち上げたきっかけは何だったのでしょうか。
大峽氏:大きな転機はコロナ禍でした。

ネイルは対面で施術する仕事なので営業ができなくなり、「どうすれば続けられるのか」と行政へ相談に行きました。定期的な換気状況や空気環境の確認が必要になるなど、自宅サロンでは現実的に対応が難しい条件がありました。

あまりにもショックで、「このままでは仕事を続けられません。どうしたらいいですか」と思わず相談員の方に訴えたんです。すると、中小企業支援の窓口を紹介してくださいました。

そこで私の考え方を大きく変える出来事がありました。当時は扶養内で働いていたこともあり、開業届を出していなかったんです。「開業届は何百万円も売り上げる経営者が出すもの」という思い込みがありました。

そのことを相談員の方に話すと、「開業届も出していないなんて、ビジネスでは話にならない。草野球と同じだよ」と厳しく言われました。その言葉は衝撃でしたが、本当にその通りだったんです。

開業届を出していなかったため、コロナ関連の補助金や支援制度も利用できませんでした。制度を知らないことで、いざという時に自分を守る手段すら持っていなかった。その悔しさが、今の活動の原点になっています。

2年間のブランクと、起業を志す女性たちが直面する「孤独」

― そこから現在の事業へは、どのようにつながっていったのでしょうか。
大峽氏:実は、一念発起して開業届を出した直後に体調を崩し、約2年間事業を休むことになりました。

回復後、東京都の女性向け創業支援を利用したことで、多くの専門家と出会いました。中小企業診断士の先生方に伴走していただきながら法人を設立し、その頃にソラボさんともご縁をいただき、融資を受けることができました。

最初は「借金は怖い」というイメージしかありませんでした。でも実際に融資を受けてみると、資金に余裕が生まれ、精神的な安心感がまったく違いました。自己資金だけで何とかしようと無理をするより、必要な資金を確保して事業に集中できるほうが、ずっと健全なんだと実感しました。

その後、いくつかの起業コミュニティへ参加したのですが、そこでは多くの女性が融資や補助金の制度を知らないまま、高額な講座へ生活費を削って投資している現実を目の当たりにしました。

私が自身の経験を話すと、「そんな制度があるなんて知らなかった」「もっと早く知りたかった」と言ってくださる方が本当に多かったんです。

その時に、「できないのは能力ではなく、環境が整っていなかったり、相談相手がいないだけなんだ」と強く感じました。ひとりで全部抱え込もうとするから苦しくなる。だからこそ、ひとりにしない仕組みを作ろうと決めました。

相手を「孤独にしない」対話とセルフケアの重要性

― 「未来起業アカデミー」では、どのようなことを大切にされていますか。
大峽氏:何よりも「絶対に孤独にさせない」ということです。

紹介制のコミュニティとして信頼関係を大切にしながら、3年間を前提に、一人ひとりの状況や進度に合わせた長期伴走を行っています。また、私たちは起業ノウハウだけではなく、セルフケアも重視しています。

ネイルサロンを10年間続ける中で、お客様に「このサロンの何が良かったですか」と聞いたことがあります。すると皆さん、「あなたが話を聞いてくれたから」と答えてくださいました。

私は施術をしながら話を聞いていただけでしたが、それがその方たちにとっては、自分の気持ちを整理できる大切な癒しの時間だったんですね。

起業家も同じです。AIの普及でより簡単に起業できるようになりましたが、不安や孤独まで埋めることはできません。本音を話せる場所や、「大丈夫」と背中を押してくれる人の存在は、これからも必要だと思っています。

ひとりで悩まないで。あなたの「好き」を形にしよう

― 今後の展望について教えてください。
大峽氏:起業を目指す方のセルフケアを支えるサービスや、自身の経験と実績をもとにした、購入する方が安心して選べるデジタル商品を販売できるプラットフォームを運営しています。

自分の経験や得意なことを商品として形にし、実際に誰かへ届ける経験が、起業への自信や次の一歩につながると考えているからです。

今後はアカデミーの講師育成を行う一般社団法人の活動をより本格化させつつ、将来的には起業家の挑戦を資金面から支援し、得られた利益を次の挑戦者へ循環させる独自の支援制度の構築も目指しています。

― 最後に、これから挑戦する方へメッセージをお願いします。
大峽氏:私は、自分自身がたくさん遠回りをしたからこそ、「好きなことを諦めないでほしい」と心から思っています。

お金のことでも、事業のことでも、心のモヤモヤでも構いません。ひとりで抱え込まず、まずは誰かに話してください。私たち「未来起業アカデミー」には、ビジネスの専門家だけでなく、心に寄り添えるメンバーもいます。

実家に帰るような気持ちで、気軽に来てもらえたらうれしいですね。一緒に、「諦めたくない未来」を形にしていきましょう!

【未来起業アカデミー公式LINE】

https://line.me/R/ti/p/@658fxene

 

一般社団法人ワン・カンパニー / 合同会社ホリスティックライフ

「絶対に孤独にさせない。」心まで支える伴走支援で、あなたの『好き』を諦めない未来へ。

合同会社ホリスティックライフでは、単なる起業ノウハウの伝授にとどまらず、「セルフケア」を重視。女性起業家の孤独や心理的不安を解消することに注力しつつ、信頼関係を重視した紹介制のコミュニティとして3年間を前提とした長期的な伴走支援を行う。
一般社団法人ワン・カンパニーでは、同じ志を持つ講師を育成するとともに、将来的には「起業家の挑戦を資金面から支え、得られた利益を次の挑戦者へ循環させる独自の支援制度の構築」など、誰もが好きなことを諦めずに挑戦できる環境づくりと循環の仕組み化に向けた取り組みを推進している。