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PROFILE
創毀工業
代表 遠藤 穂貴
曾祖父の代から続く大工の家系に育つ。高校時代に怪我で消防士の夢を諦めるも、恩師の「建物が人を守る」という言葉をきっかけに建設の道へ。高校在学中に解体業のアルバイトとして現場を経験し、卒業後は地元ゼネコンで建物を「創る」仕事に従事。その後、解体業へ転身し、昨年創毀工業を創業した。
今回お話を伺ったのは、千葉県流山市を拠点に解体工事を手がける創毀工業代表の遠藤穂貴さん。
高校時代から解体業の現場で経験を積み、昨年独立。近隣住民への丁寧な対応や「当たり前のことを当たり前にやる」姿勢を大切にし、着実に信頼を築いています。
解体業にかける想いや、独立までの歩み、今後の展望について伺いました。
高校生から現場に立ち続け、解体の道へ
- ― まず、現在のお仕事とこれまでのご経歴を教えてください。
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遠藤氏:主に建物の解体工事を請け負っており、現場では私自身も職人として作業しています。
高校在学中にアルバイトとして解体業に携わり 、学校へ通いながら現場を経験しました。
その後は地元のゼネコンへ就職し、建物を「創る」仕事を学んだ後、解体業へ転職。昨年独立し、事業を行っています。
消防士への夢を諦めた先で見つけた、自分の使命
- ― もともとは消防士を目指されていたそうですね。
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遠藤氏:はい。幼い頃から消防士になることが夢でした。
しかし、高校時代に腰を痛めてしまい、その夢を諦めざるを得なくなりました。
大きな挫折を感じていたとき、高校の恩師から「消防士が駆けつける前に、まず家や建物が人を守っているんだよ」と言われたんです。
- ― その一言が、今のお仕事につながったのですね。
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遠藤氏:はい。
その言葉をきっかけに、「建物を通じて人を守る仕事をしよう」と決意しました。
最初はゼネコンで建物を創る仕事に携わりましたが、日本では新しい建物を建てる前に、まず既存の建物を壊す工程があります。高校時代のアルバイト経験を振り返る中で、自分の性格には解体の仕事が合っていると感じ、「壊すことも未来を創る仕事なんだ」と考えるようになりました。
実家は曾祖父の代から続く大工の家系です。祖父も父も独立して仕事をしており、その姿を見て育ったこともあって、「いつか自分の会社を持つ」という思いは自然と芽生えていました。
独立までの一年間で学んだ、信頼は積み重ねるもの
- ― 独立までに苦労されたことはありましたか。
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遠藤氏:一番の壁は、勤めていた会社の社長へ独立を伝えたときでした。
期待していただいていたからこそ、「資金はあるのか」「人望はあるのか」「最後までやり切る覚悟はあるのか」と厳しく問いかけられました。
勢いだけで独立するのではなく、準備を重ねながら何度も話し合いを続け、納得して送り出していただくまで一年ほどかかりました。その時間があったからこそ、独立した今も良好な関係が続き、以前のお客様から仕事を任せていただけています。
- ― 会社での理解を得る一方で、独立を後押ししてくれた存在もあったのでしょうか。
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遠藤氏:もう一つ大きな支えになったのが妻の存在です。
結婚した当初にも独立を考えましたが、当時は将来への不安が大きく、実現には至りませんでした。
その後、妻が万が一に備えて資金を準備してくれ、「もう独立して大丈夫」と背中を押してくれたことで、昨年、十分な準備を整えたうえで独立することができました。本当に感謝しています。
「当たり前」を積み重ねることが、選ばれる理由になる
- ― お客様から継続して依頼される理由は、どこにあると感じていますか。
- 遠藤氏:特別なことをしている感覚はありません。当たり前のことを、誰よりも丁寧に積み重ねることを意識しています。
- ― 「当たり前」とおっしゃいますが、具体的にはどのようなことでしょうか。
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遠藤氏:解体工事では騒音や振動が避けられません。
そのため工事前には近隣の皆様へ自分でご挨拶に伺い、「震度3くらいの揺れを感じることがあります」と具体的に説明しています。不安を取り除くことが、工事への理解や信頼につながると感じているからです。
現場でも、安全管理はもちろん、整理整頓やトイレ掃除など、誰かがやらなければならないことは率先して行います。また、人手不足で困っている取引先から相談を受けたときも、すぐに「できません」とは言いません。たとえ希望人数を揃えられなくても、できる限り応えようと考えています。
さらに、請負でも常用でも関係なく、「お互いが利益を出せる関係」を大切にしています。自分だけが良ければいいという考えではなく、関わる皆さんにとって良い仕事になるよう意識して行動しています。
「創る」と「壊す」の両方を担う会社を目指して
- ― 今後の展望を教えてください。
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遠藤氏:まずは法人化を実現し、元請けとして解体工事を一式で請け負える体制を整えたいと考えています。
また、妻の実家が営む外構工事の会社には後継者がいないため、将来的にはその事業も引き継ぎたいと思っています。
建物を「創る」知識と「壊す」知識の両方を生かし、一社で幅広い工事に対応できる、個人版ゼネコンのような存在になることが目標です。社名の「創毀工業」は、「創る」と「毀す」という二つの想いを込めて名付けました。創業当初から描いてきたビジョンを、一つずつ形にしていきたいですね。
自分を信じ続けることが、未来を切り拓く
- ― 最後に、読者へのメッセージをお願いします。
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遠藤氏:一番大切なのは、自分を信じることだと思います。
人の意見に耳を傾けることはもちろん大事ですが、自分の芯まで失ってしまっては前へ進めません。
事業を続けていると、壁にぶつかることもあります。そんなとき私は、「誰かを妬む人ではなく、妬まれる人になろう」と考えています。妬まれるということは、それだけ努力を積み重ね、前へ進んでいる証拠でもあると思うからです。
これからも「当たり前」を大切に積み重ねながら、お客様にも仲間にも信頼される仕事を続けていきたいと思っています。
創毀工業
会社説明:「当たり前」を積み重ね、安心の未来を切り拓く
建物の解体工事を請け負う企業。ゼネコンで「創る」経験を積んだ代表が、「毀す」工程の重要性を見出し創業しました。工事前の丁寧な近隣へのご挨拶や現場の整理整頓など、当たり前のことを誰よりも徹底する姿勢で、お客様から厚い信頼を得ています。将来的には外構工事も担い、幅広い工事に対応できる「個人版ゼネコン」を目指します。