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PROFILE
OPAL esthetic salon
野村 朱沙子
短大で幼児教育を専攻後、自身の重度のアトピーをきっかけに美容の道へ。大手サロンで5年間、数千人の施術やキャリアアップを経験。自身の脳腫瘍をはじめとする数々の手術経験や栄養学の知見から「内側からの改善」こそが美の土台であると痛感。出産を機に一度は現場を離れるも、子育てが落ち着いたタイミングで「やはりエステで人を笑顔にしたい」と自宅サロンを開設。大手サロン時代から独立後の現在に至るまで、美容一筋に向き合い続けて19年。顧客の肌悩みに真摯に向き合い続け、2026年3月には待望の自店舗をオープンさせる。「肌が変われば、人生が変わる」を信念に、心身を整えるトータルビューティ、「4beauty」を提唱している。
兵庫県西宮市でフェイシャル専門サロン「OPAL esthetic salon」を運営する野村朱沙子さん。 「基礎・健康・お洒落・心」の4つの美容が揃って初めて人は輝く――。自身の命と向き合った壮絶な過去を乗り越え、実体験から辿り着いた「真の美しさ」への情熱に迫ります。
肌だけで終わらせない。人生に向き合うエステサロン
- ― まずは、事業内容についてお聞かせください。
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野村氏:エステサロン「OPAL esthetic salon」を運営しています。
手技と機械を用いたフェイシャルケアを軸にしながら、肌の状態だけを見るのではなく、体の内側や生活習慣、心の状態まで含めて整えていくサロンです。単に見た目を整えるのではなく、自分自身を立て直し、前を向くきっかけをつくる場所でありたいと考えています。
特長は、カウンセリングの深さです。肌悩みだけを聞くのではなく、食事内容や睡眠の質、冷えや便通、日常のストレスまで伺います。時間も手間もかかりますが、そこを省いてしまうと、本当の原因には辿り着けません。即効性よりも結果の質を重視し、遠回りに見えても確実な方法をお客様と一緒に選ぶ。それが当店の基本姿勢です。
- ― 野村様は「4beauty(フォービューティー)」(以下、「4beauty」)という理念を提唱されていますが、詳しく教えてください。
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野村氏:私は、①基礎美容(スキンケア)、②健康美容(身体)、③お洒落美容(外見)、④心美容(精神)の4つが揃うことを「4beauty」と掲げています。
実は私、22歳の時に脳のど真ん中に直径8cmもの脳腫瘍が見つかって、頭蓋骨に穴をあける15時間の大手術を経験しているんです。それ以前にも、膝の靭帯や虫垂炎、脂肪腫など、全身いたるところを手術してきましたし、アトピーやひどい生理痛にも悩まされてきた「満身創痍」の過去があります(笑)。
「健康なくして美容なし」、真摯に「身体の内側」と向き合う
- ― そんな壮絶な経験を、今では笑って話せる強さに驚きます。それが今のサロンの原点なのですね。
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野村氏:本当にそうですね(笑)。
でも、この経験があるからこそ「健康なくして美容なし」と断言できるんです。どれだけ高価な化粧品を使っても、内側の「未病」を放置しては真の改善は望めません。ニキビやシミといった表面のトラブルは、その裏に、便秘やストレスからくる自律神経の乱れが隠れていることは珍しくありません。身体からのSOSであることが多いんです。
外側だけ整えても限界がある。内側が整い、心が安定して初めて、その人らしい美しさが現れると感じています。前職の会社でも内側のケアが重要であることは学んで実践していましたが、結婚と出産を機に「子どものためにも、よりよい生活を」と強く思い、そこから栄養学を改めて学び直し、再度、食事や生活習慣を一つずつ見直しました。その積み重ねで、今は風邪もひかないし、薬に頼らない生活ができるようになったんです。私の体当たりな人生経験すべてが、今の「内側から整える」という揺るぎない信念に繋がっています。
だからこそ、私はカウンセリングで「生活習慣」といった深い部分まで追求します。足りないものを足すだけでなく、不要なものを引いていく「引き算の美容」をお伝えし、お客様が自分自身で「綺麗」を手に入れるためのきっかけを提供したいと考えています。
アトピーに悩み、すっぴんでスポーツに明け暮れた少女時代
- ― 美容の道に進まれたのは、もともと興味があったからですか?
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野村氏:いえ、実は全く逆です。
子どもが好きだったので、学生時代は幼児教育を学び、その道に進もうとしていました。ただ、就職を考えたとき、その仕事を一生続ける自分がどうしても想像できなかったんです。違和感を無視できず、立ち止まることになりました。
そして、自分の人生を振り返ったとき、子どもの頃から悩んできたアトピーの存在が強く浮かびました。高校まではすっぴんでスポーツに打ち込んでいたのでお洒落もできなかったし、肌トラブルで皮膚科に通うのが当たり前でした。綺麗になりたいという気持ちはあっても、肌が追いつかない。そのコンプレックスが、ずっと心の奥にあったんです。
- ― 入社された会社も、肌悩みを抱える方が多かったそうですね
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野村氏:美容系の会社に入りたいと考えるようになったものの、美容について何も知らない状態でしたから、「採用されるだろうか」と不安を抱きながら、探り探りで就職活動を行っていました。
その中で出会った、新卒入社した前職の会社は、社員の8割が「元々は会社が運営するエステサロンのお客様で、肌が改善したことで、感動して入社した」という珍しい会社でした。「ここなら理解してもらえる、私も変われるかもしれない」と感じました。
- ― 実際に入社して、どんな変化がありましたか?
- 野村氏:肌の構造や原因を学び、根本から向き合い、自社商品でケアを続けた結果、アトピーが大きく改善しました。エステのモデルをお願いした友人からも「本当に肌が綺麗になったね」と言われたとき、「肌が変わるとこんなに嬉しいんだ」という実感がわいて、「自分の経験が誰かの力になるはずだ」と強い気持ちを抱くようになりました。
- ― 入社されたことで、ご自身の転機となったのですね。そこからなぜ独立に至ったのでしょうか。
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野村氏:私の人生の転機となった会社ですし、女性が実力で活躍できる素晴らしい環境だったので、本当は定年まで勤め上げるつもりでした。
ですが、出産後は時間の融通や通勤など、現実的な壁にぶつかり、家庭を優先するために一度は現場を離れる決断をしました。
転機は、子供が大きくなった時です。「やはりもう一度、大好きなエステの世界でお客様を笑顔にしたい」と、自宅での独立開業を決意しました。品質に妥協したくなかったので、前職の会社に直談判して取扱店となり、自分が一番信頼している商品と共に、理想のサロンづくりをスタートさせたんです。
日々積み重ね、お客様自身の手で「綺麗」を手に入れて
- ― 最近はSNSで「すぐに肌が綺麗になる」などの広告を目にすることもありますが、野村さんはどうお考えですか?
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野村氏: 正直なところ、誇大広告が多いと感じていますね。でも、肌で悩んでいる方は藁にもすがる思いですから。そういった広告に騙されてしまうことが多いです。
来店いただいているお客様は長い付き合いの方が多いのですが、「外出したくないレベルの肌トラブルの方」が新規で来ていただいて、そこから長くリピートいただいている方がほとんどです。
皆さん最初は落ち込んだ表情で来店されるんです。他のエステや皮膚科にも行って、お金も時間も使っている人たち。それでも改善せず、でも希望を失いたくなくて、そういった方が当店に来てくれる。私にはその方たちの気持ちがすごく分かるんです。
- ― 野村さん自身も苦しんでいたからこそ、お客様の心に寄り添うことができるのですね。
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野村氏:そうですね。
早く治したいという思いはとても分かります。しかし、肌には28日の生まれ変わり周期があり、細胞が入れ替わるまでには約3ヶ月のスパンが必要ですから、1日や2日で結果は出ません。昨日まで綺麗だった肌が、突然、今日トラブルになったわけではないので、焦らず整えていくことで、少しずつ改善するものです。
間違ったケアをしているともっと悪化してしまいますので、必要なケアを最初の1ヶ月にしていただいて、そこから段階を経て、お客様毎に沿ったお手入れ方法をお伝えしています。お客様は私に言われたことをご自身で実践することで、望んだ結果に繋がっているんです。
私は必ず「お肌が変わったら、人生が変わりますよ」とお伝えしていますが、それは自分自身を見つめ直して、食事や毎日のケアを一つひとつ丁寧に積み重ねていただいて「自分の手で綺麗を手に入れた」という実感をお客様ご自身で得ることが大切だと思っています 。
- ― 実際に、綺麗な肌を手に入れたお客様からはどのような反応がありますか?
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野村氏: 肌が綺麗になって「以前は人のことばかり羨んでいたのが、その気持ちがなくなった」とか「自分への自信が戻った」とか言ってくださる方が多いです 。
当店では肌表面だけではなく、生活習慣も整えて、内側から美しくなるためのケア方法をお伝えしているので、睡眠時間が長くなったり、食事に気を付けることで、肌だけではなく体調面も精神面も良くなっていくんです。お客様と真摯に向き合った結果として、「野村さんの言う通り、肌が変わったら人生も変わりました」と言っていただけることが、私にとって一番の喜びです。
「買い直す必要がない」ファンデーションとの出会い
- ― 新店舗で本格導入される「パーソナルカラー診断」についても、強いこだわりがあるとお聞きしました。
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野村氏:きっかけは、私自身の「モヤモヤ」でした。
コロナ禍の時、スキンケア商品を購入してくださるお客様がいらっしゃったので、売上がゼロになることはなかったのですが、何か新しい取り組みが必要だと感じました。そこで、色々調べる中で、SNSでパーソナルカラー診断が流行っていることを知りました。とても興味がわいたので、実際に自分が受けてみましたが、理論はわかっても、診断された色がどうしても自分の肌にくすんで見えたんです。オータムだと言われたのでオレンジ色のチークを塗ってみましたが、子供からも「お母さん、何か変だよ」と言われて…。
そこからさらにSNSを見ていたところ、肌の色から診断するファンデーション「アブンダンティア」に出会いました。パーソナルカラーのロジックで作られた6色のファンデーションを、腕の内側に塗って判断するんです。調べれば調べるほど、「肌のスペシャリストである私にもできるのでは?」と思いましたが、私は肌に塗るものには人一倍こだわりがありますし、肌に悪いものをお客様に提供したくありません。とことん成分を調べ尽くして、販売会社にも問い合わせました。その結果、私が長年信頼してお客様に提供してきたファンデーションとほぼ同じ成分で、とても肌に優しいものだったんです。
正直、成分が同じということだけであれば、わざわざ当店の販売商品を変更する必要はないのですが、そこの社長自身が私と同様に肌悩みを抱えていた方で、こだわり抜いて「日焼けしても色を変えなくてもいい」ファンデーションとしても開発されていたんです。
- ― 「日焼けしても色を変えなくていい」…!?それは画期的ですね!
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野村氏:はい。
先ほどお話しした通り、私自身アトピーだったので、首だけ黒かった時期があるんです。その当時は首に合わせた色のファンデーションを塗っていましたし、アトピーが改善していくたびに、首の色に合わせて買い替える必要がありました。
なので、「色を変えなくてもいい」のが本当であるならば、それは日焼けだけではなく、アトピーや肌トラブルがあっても、それが直ったとしても、「色が変わらない=買い直す必要が無い」ということでは?と考え、それならばお客様に提供したいと思ったんです。
販売するために、アブンダンティア専用のパーソナルカラーを診断する資格も取得し、すでにリピートのお客様のみに診断を行っています。新店舗オープン後はスタッフも雇うので、新規のお客様向けに別途診断日を設けます。お一人での診断はもちろん、グループ診断も行う予定です。やはり、人と色の違いを比較しながらわいわい診断する方が楽しいですから。
また、スタッフと一緒に学びながら楽しめる、月一回のビューティーレッスンも企画しています。レッスン内容としては、肌の美しさや身体の内側の美しさだけではなく、人生の質の向上を図るものをお伝えできればと考えています。
一度立ち止まって、肌とあなた自身と向き合う時間を
- ― 最後に、読者の方々へメッセージをお願いします。
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野村氏:19年間この仕事を続けてきて、絶対に譲れないのは「嘘をつかないこと」です。
それは自分にも、お客様に対しても。嘘をつけばいつか綻びが出るし、それは後々の信頼関係にも響きます。だから、私自身が本当に良いと思えないものは一切勧めません。
販売する商品も、自分で調べつくして、自分でも試して、不安なく使えるものだけ販売しています。少しでも迷いやもやもやがある状態では提供しません。これらは心掛けていることで、癖になっています。目先の売上よりも、誠実にお客様の未来を考えています。
サロン名の「OPAL」は私の誕生月である10月の誕生石。他の石と異なり、オパールだけ水分を含んでいて瑞々しさがあり、アンチエイジングの石と言われています。「純真無垢」とか「幸運」、「希望」、「まだ見ぬ才能を開花させる」といった、自由でポジティブな意味もあり、私がお客様に提供していきたい、大切な思いが詰まっている店名です。
今の自分に自信がなくても大丈夫。一度立ち止まって、肌と、あなた自身と向き合う時間を持つことで、人生はきっと動き出します。一歩前に踏み出したい方は、ぜひ当店までお越しください。ご来店をお待ちしています。
【店舗情報】Instagram
OPAL esthetic salon
「人生が変わる」感動を。心身の健やかさから真の美しさを引き出すエステサロン
自身の重度のアトピーや大病を乗り越えた実体験に基づき、外見のケアにとどまらない、食事や健康面まで踏み込んだ「トータルビューティ」を提唱。細胞の生まれ変わり周期に合わせた誠実なカウンセリングと生活習慣への助言を通じ、顧客が自らの手で「綺麗」を掴み取る過程を徹底サポートする。2026年3月、兵庫県西宮市にて「まだ見ぬ才能を開花させる」願いを込めた新店舗を始動予定。