post date:
PROFILE
合同会社DRAGON creative studio
代表取締役 松岡 竜ノ介
2016年に新卒入社後、翌年に転職を経て、2018年に合同会社DRAGON creative studioを創業。ブランディングから企画、デザイン、運用管理まで一貫したクリエイティブサービスを提供。ウェブ・アプリ・グラフィック・DTP・パッケージなど幅広い領域を手掛け、顧客から高い信頼を獲得。現在は総合ライフスタイルブランドの立ち上げに挑戦中。
お話を伺ったのは、ブランディングからデザイン、運用管理まで一貫したクリエイティブサービスを提供する、合同会社DRAGON creative studioの代表取締役 松岡竜ノ介さん。
中学生の頃に抱いた「起業したい」という夢を22歳で実現させ、企業とエンドユーザーの両者が心から愛せるブランド作りで顧客の信頼を集める松岡さんの軌跡と、デジタル化時代にこそ求められる『心に響く情緒的なデザイン』の可能性を探ります。
ブランディングから運用管理まで一貫してデザインする
- ― まずは、事業内容についてお聞かせください。
-
松岡氏: 事業内容をひとことで表現すると「デザイン業」です。ブランディングや企画といった上流工程からデザインに落とし込み、リリース、そして運用・管理まで幅広く手掛けています。
ウェブデザイン、アプリデザイン、グラフィック、DTP、パッケージなど扱うデザインの領域はかなり広いですね。依頼から完成まで数年単位になることもありますし、3ヶ月程度でリリースすることもあります。
顧客からよくいただく評価は「最初から頼んでよかった」という言葉ですね。お客様の「こういう商品があったらいい」と漠然とした想いを企画、ブランドにして「こういう形で作って売るのがよいのでは」という提案まで、すべてを資料化して提供します。だからこそ、企画やブランディングの段階から依頼いただけることが多いのだと思います。
「心の温度」を大切に、愛着を持てるブランディング
- ― 「デザイン」にこだわってらっしゃるんですね。
-
松岡氏: いえ、実は、デザインは本来「なくてもいいもの」と捉えています。情報や機能といったものは、デザインがなくても成立するからです。それでも人がデザインへ辿り着くのは、単に目立つためでも、伝わりやすく飾るためでもないと感じています。デザインの役割とは、本質の価値を邪魔せず、そっと引き上げること。そして、選ぶ人の心を動かし、記憶や愛着として残るためのものだと考えているからです。
AIが普及するデジタル時代だからこそ、そうした「心の温度」のような情緒的な要素を大切にしたいんです。人が作ったものとして、人間にしかできない感性を形に残していく。そうすることで、次の世代に伝えていけるようなきっかけや生き方を作りたいと思っています。
- ― なるほど。デザイン業は競合他社が多いかと思いますが、御社の強みはどこにあると考えていらっしゃいますか?
-
松岡氏: 企画やブランディングの「発想」の部分で、かなり違いがありますね。その「発想」を踏まえたデザインを作っていくので、一貫性のあるもの、納得感のあるものを作れる流れは、どこにも負けないと自負しています。
特に大切にしているのは「エンドユーザーだけでなく、企業自身が愛着を持てるブランド作り」です。
単にエンドユーザーに向けて良いものを作るのではなく、企業が自信を持ってエンドユーザーに向けて提供できるようなブランドにする。企業というフィルターを通す時に、心地よく、自信を持って機能するようなブランド作りを目指しているんです。その結果として、全員が「良い」と思える形になる。そこが他とは違う部分だと思いますね。
「社長になりたい」という中学生の夢を、22歳で現実に
- ― そもそも、事業を始められたきっかけは何だったのでしょうか?
-
松岡氏: 実は中学生の頃から「いつか事業をしたい」という思いを持っていたのですが、ウォルト・ディズニーの本を中学時代に読んで、経営者というものに憧れていました。自分が作ったものを世に出す楽しさとか、それに対する充実感みたいなものが、すごく魅力的に感じられました。
当時は単純に「お金持ちになりたい!社長になったらいいのでは?」という考えもありましたが、その想いが心のどこかに残り続けていて、22歳になったときに「やるなら今だ」と独立に向けて動き出しました。
まずは経験を積むために、2016年に新卒で企画会社に入社して翌年に印刷業界に転職、そこで実務を学びながら準備を進め、2018年に個人事業として独立。それ以来、今日まで会社経営を続けています。
マイペースに「楽しさ」を貫く経営姿勢
- ― 経営の中で最も大切にしていることは何ですか?
-
松岡氏: 「楽しい」と思うことです。自分ごととして捉えた時に、どうやったら楽しいかなという視点を大切にしています。楽しんで仕事をするというのもありますが、やっている案件、その時間や空間が楽しいものでないと、いいものは生まれないと思うんです。
リラックスした環境からこそ良いアイデアが生まれる。だから楽しさを重視する環境作りを心がけています。
- ― 経営を続ける中で、自分自身が大きく変化したと感じることはありますか?
-
松岡氏: 「あんまり変わっていない」というのが正直なところです。ずっとマイペースに生きている感じですね。
ただ、デザインやクリエイティブに常に触れているので、「これってなんで良いんだろう」「なぜ今、この視点で見たのだろう」と考える時間が増えてきました。目につくもの全てを、自分の中に落とし込んで捉えようとする癖が付いたことで、センスを磨き続けることができているんだと思います。
- ― 失敗や壁にぶつかった時は、どのように乗り越えていますか?
-
松岡氏: 成功を前提に取り組んでいるので、失敗と感じたことはあまりないです。
もし『失敗した』と感じることがあるならば、それは自分一人ではなく、誰かが関わっているケースだと考えています。そのような時は、関わった方々に対して最大限の誠意を尽くし、リカバリーに全力を出すしかありません。ただ落ち込んでいるだけなのは相手に対して失礼だと思うので、感情を引きずらないよう心がけています。
もちろん、物事がうまくいかないことは多々あります。しかし、そこで立ち止まる時間はもったいない。何が原因だったのかを言語化し、次に活かすための検証にこそ、時間を費やすべきだと考えています。
やりたい・なりたいと思った時点で「動く」挑戦を
- ― 現在、特に挑戦されていることはありますか?
-
松岡氏: 現在、補助金を活用しながら、アパレルではない総合ライフスタイルブランドの立ち上げを進めています。これは将来的にメイン事業へと育てるべく、大きな期待を持っている挑戦的な取り組みです。
課題としては、「チームとしてアウトプットの力を高めたい」です。私自身がメインデザイナーということもあり、まだ私に依頼が集中してしまっている部分がありまして。同じくらいの経験を持つデザイナーが従業員として在籍していますので、チーム全体で質の高い成果を出せるような体制を整えていきたいと思っています。
- ― 最後に、これからの経営に挑戦する方へのメッセージをお願いします。
- 松岡氏: 「なりたいと思ったら動いた方がいい」ということに尽きます。なれない理由を探す前に、動いた方がいい。完璧を目指して準備ばかりしていては、何も始まりません。不安はあるかもしれませんが、思った時点で動きましょう!
合同会社DRAGON creative studio
顧客企業も、お客様も、心から愛せるブランドを
ブランディング・企画からデザイン、リリース、運用管理まで一貫したクリエイティブサービスを提供。ウェブ・アプリ・グラフィック・DTP・パッケージなど幅広い領域で、企業とエンドユーザーの両者が心から愛せるブランド作りを実現。全員が「良い」と思える、ストーリー性のあるデザインを創造する。