お客様の「困った」を解決する

合同会社パーソナルサービス 代表 小倉英之

再生可能エネルギー機器や省エネ機器の取り付けなどを行われている合同会社パーソナルサービスの小倉英之様は、これまで経験したさまざまな仕事の知識をもとに便利業を始められました。今回はそんな小倉様にお話を伺いました。

パーソナルな「困った」を同時に解決できるサービスを提供する

合同会社パーソナルサービス 小倉英之様

-小倉様は60歳になる手前で現在の会社を起業されたんですよね。すごいバイタリティだと思います!

小倉氏:ありがとうございます。

-再生可能エネルギー機器や省エネ機器の取り付けなどを行われているとのことですが、再生可能エネルギーというと太陽光とかですよね?

小倉氏:そうです。再生可能エネルギー機器は主に家庭用太陽光発電機器・家庭用蓄電池機器で、省エネ機器はエコキュート・IHクッキングヒーターなどになります。それらの販売・取り付け・アフターフォローを主軸にお客様のお家の中での「困りごと」を全般に解決できるサービスを付加した事業を展開しています。

-再生可能エネルギーや省エネ機器の取り付けなどはかなり専門的な作業ですよね。以前からやられていたんですか?

小倉氏:そうですね。振り返ってみると高校の土木科を卒業して以来の経験がすべて現在の事業の糧になっていると実感します。

-卒業後すぐに再生可能エネルギーや省エネ機器関連に携わられていたんですか?

小倉氏:いえ、そういうわけではないんです。最初は建築関連の会社に勤務していました。現場監督・測量士・コンクリート強度試験に従事し、建物の構造物に関しての知識や図面作成の技術を身に着けました。

その後転職して入社した現アイリスオーヤマ三田工場では、前職で経験した知識が役に立ち、設備や資材全般の購買担当者として勤務しました。

また営業職にもチャレンジしました。長く購買をやる中で自分自身が偉くなったような勘違いを起こしてしまうと思ったんです。営業職は経験がなかっんですが購買担当として日々、いろいろな営業マンと商談する中で営業を学んでいたことも役に立ちましたね。営業所長、西日本エリア統括Mg、東日本エリア統括Mg、新規事業部部長をへて営業部隊の戦略・戦術の立案、事業計画策定、予実管理、人財育成、人財教育と幅広くキャリア形成することができました。

-マルチに活躍されていたんですね。

小倉氏:はい。15年ほどそうして全国の支店を飛び回る生活をしていました。ただ、親の介護の問題で退職せざるを得なくなって。

次の仕事はなにをするべきかと考えていた時に、今後は省エネルギーの時代だと考え省エネ機器の販売営業になるべく、自身の家をオール電化にしました。

-省エネ機器を販売するためだけにですか!?ずいぶんと思い切りましたね。

小倉氏:自信をもって省エネ機器を販売するためには確実に省エネでお得になる実感があることが大切であると思ったので。

-それで自ら試されたんですね。

小倉氏:はい。実際効果は目覚ましいもので、それまでトータル30,000円近く支払っていたガスや灯油、電気代が、生活の質をまったく変えないで、むしろ便利になったにもかかわらず光熱費が半分の15,000円程度になったんです。

-えっ、すごいですね!

小倉氏:それでこれは事業として確実に成り立つとともに生活者にとっても有益だと強く確信しました。

でも省エネ機器の知識はなにもなかったので、省エネ(オール電化機器)・創エネ(太陽光発電機器)を立ち上げたばかりの会社に入社して営業組織の作りこみを手伝う代わりに省エネ機器・創エネ機器の勉強をさせていただくことにしたんです。

-なるほど。

小倉氏:当時日本では太陽光バブル時代に突入しており、市場が急激に拡大する中で追い風にものっていて業界として堅調に右肩上がりでした。そんな中、中国メーカーが日本市場に進出したい意向があり、そこで東京にて日本法人責任者として新規開拓に従事して太陽光発電機器販売を中心とした事業を経験しました。

その後、国内太陽光パネルメーカー(ジャパンソーラー)から声がかかり入社。国の復興支援補助を受け、東北福島浜通りに国内最大級の太陽光発電パネル生産工場を新設するにあたり責任者として建設、新規雇用、製造、営業、工場運営を行いました。

そして、60歳手間で、現在の合同会社パーソナルサービスを立ち上げたんです。

-なるほど。すべて積み重ねの上に今があるんですね。事業を行う上で大切にされていることなどはありますか?

小倉氏:安心・安全・安価に加えて迅速・丁寧をスローガンとしています。

また、太陽光機器の設置が依頼であったとしてもその他に家に問題があるようであれば太陽光機器販売をお断りしてでも安心に暮らせるためのお金の使い方を提案することを優先しています。例えば、床をバリアフリーにするとか。

仮にリフオームが他社に回ろうとも同じお金を使うならより良い提案を行うことが大切だと思いますし、エネルギー機器販売で培った技術・人脈・ネットワークを駆使することでエネルギーとは別次元でのお客様のパーソナルな「困った」を同時に解決できると考えています。

それこそが地域に根差した企業活動を通じてお客様一人一人の安心・安全・安堵・安価・発展に貢献することにつながると思うんです。

合同会社パーソナルサービス 小倉英之様

お客様の笑顔を第一に考え行動し、お客様から求め続けられるように

合同会社パーソナルサービス 小倉英之様

-小倉様が考える目標などはありますか?

小倉氏:エネルギー機器に今後も携わり続けるのは言うまでもありませんが、お客様の「困った」の中の高齢者の独り住まい・空き家予備軍・空き家問題の解決をお手伝いできるスキームを組んでいきたいと思っています。

田舎の旧家をリノベーションで若い世帯を誘致等々、耳障りの良い事象をビジネスとして成り立たせる成功事例はたくさん全国で展開していますが、当時ニュータウン夢の一軒家と言われた地域で空き家が年々増加している事象に対してあまり対策がなされていません。ここの「困った」を解決していきたいです。

-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!

小倉氏:私たちは時代がどのように変化しようとお客様の笑顔を第一に考え行動し、お客様から求め続けられる企業を目指しています。

暮らしの中で少しでも「困った」ということがあれば是非お声がけをください。

SoLabo担当者からのコメント

株式会社ソラボ 大石田一真
大石田 一真/Oishida Kazuma

小倉さまは、とても多様かつ専門的な経験をバックグラウンドに持っておられ、社会の変容に感度良く対応され、ご自身の生きる道を定められている方でございます。
この先の展望として、「同地域で同じ目線で行っていただける仲間」との繋がりも強化していきたいという想いをお伺いいたしまして、事業規模や事業の深さの拡大が更に期待されるところでございます。

合同会社パーソナルサービス

address:
〒669-2438 兵庫県丹波篠山市京町45番地12

tel:079-552-3173

mail:hide.ogura19620327@gmail.com