お客様の悩みに寄り添い、個別の選択肢を提供できる
みやじ行政書士事務所 代表 宮地佳美
行政書士として福祉や地域に寄り添っていらっしゃる宮地佳美様は、2020年5月にみやじ行政書士事務所を開業されました。今回は宮地様にインタビューを行い、事業に対する想いを伺いました。
「家族円満」に繋がる法務サポート
-宮地様は独立される前は裁判所で働いていらしたと聞きました。
宮地氏:はい。裁判所書記官として勤務していました。
-裁判所書記官ですか?どのようなことをするんですか?
宮地氏:聞き馴染み無いですよね。裁判所書記官というのは裁判所の窓口において、手続きの案内役としてさまざまな業務を行う仕事です。
-そうなんですね。初めて知りました!
宮地氏:ですよね。私も裁判所で働きだすまで知りませんでした。私は元々地方大学の工学部出身で、法律を学びだしたのはちょっとしたきっかけからだったので、将来自分が裁判所で働いているなんて想像もしていませんでした。
そう思うと人生不思議です。
-ということは行政書士を最初から目指されていたわけではないんですか?
宮地氏:そうですね。
-行政書士を目指されたきっかけは何だったのでしょうか?
宮地氏:裁判所書記官として働いているといろいろな方とお会いすることになります。時には手続きを案内する際に「このようにすればうまくいくのではないか」「こういった別の方法もあるのではないか」といった場面に遭遇することもあったのですが、裁判所は公平かつ中立な機関なので、特定の誰かに有利になるようなアドバイスをすることは当然できなくて。
そういう経験をしてると、私の中でお客さまの悩みに寄り添い、個別の選択肢を提示したり、手続きそのものをサポートしたいという想いが湧いてきたんです。
それで育休中に行政書士試験を受けてなんとか合格し、独立を決意しました。
-なるほど。ところで行政書士は役所に提出・申請するための書類などを作るお仕事ですよね。宮地様は具体的にどのような案件を取り扱っていらっしゃるんでしょうか?
宮地氏:まず、法人様向けに、障害福祉サービスや障害児通所支援事業などの指定申請や運営に関するサポートを行っています。
個人様に向けても、遺言や任意後見、離婚に関する書類作成のサポートといった「家族法務」に関するお手伝いをさせていただいています。
育休中に子育て支援事業や地域の活動に参加する中で 「福祉」や「地域」の役に立ちたいという気持ちが強くなり、「障害福祉」分野の事業サポートに加えて、事業所を利用する方や地域でお困りの方の相続や「家族円満」に繋がる法務サポートがしたいと思ったので。
そうやって障がいを抱えたお子さんのいらっしゃるご家族の相続や離婚問題に対して、法務面から将来の「モヤモヤ」を解消できるよう取り組んでいます。
-なるほど。
福祉事業をもっとメジャーに
-宮地様は福祉サービスの支援に力を入れられているんですね。
宮地氏:はい。実は今、障害福祉や介護事業の経営者の方、現場運営に携わる方のインタビューサイトを企画したりもしているんです。
-そうなんですか?それってあまり行政書士の仕事ではないように思うのですが、またなぜ?
宮地氏:もともと福祉経営者の方のビジョンを伺う機会が多くて、「こんな事業所が近くにあったら、安心して大切な家族を預けられる」「この素敵な理念を私だけが聞いているのはもったいない!」そう思って福祉経営者に特化したインタビューサイトをつくりたいと思ったんです。
地域とサービス名で検索できるようにして、これからサービスを始めたい方や既存事業所でもっとサービスをよくしていきたいと考える方の参考になればと考えています。
-なぜそこまで福祉事業に注力されるんですか?
宮地氏:私は「一歩先の家族円満」を理念に活動していますが、本当の意味での「家族円満」は、家族の一人一人が「自分」のための時間を確保でき、「モヤモヤ」とした悩みを抱えることなく生活できることからだと思っています。そのために質の高い福祉サポートを安心して利用できる環境はなくてはならないものだと確信しています。
-なるほど。
宮地氏:私の活動で福祉事業のサービス内容がもっとメジャーになり、業界全体のブラッシュアップに貢献できれば嬉しいですね。
-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!
宮地氏:私は現在、福祉事業をもっとメジャーにし,生活の基盤である『家族』円満を 環境面や法務面で実現できるように活動しています。
福祉サービスの経営者の方や事業所の利用者の方、将来へのお悩みをお持ちの方は是非お気軽にご相談ください!