ITエンジニア向けに客観的な見積もりを実現する
株式会社Engineerforce 代表 飯田佳明
富士ソフト株式会社、The Qt Company oyと名だたる企業で経験を積まれてきた飯田佳明様。その飯田様が2020年に設立されたのが、株式会社Engineerforceです。今回は、エンジニア視点での製品開発事業を展開する飯田様にお話を伺いました。
IT業界の永遠の課題に終止符を打つ
-大学卒業後、富士ソフト株式会社に入社されたのがIT業界でのキャリアとしての始まりだったわけですね。
飯田氏:はい。約6年間、富士ソフトで働かせていただきましたが、その間経験した受託開発や自社プロダクト開発は大変良い勉強になりました。
-飯田様は社名にもなっているEngineerforceというサービスを提供されていますよね。これはどういったものでしょうか?
飯田氏:簡単に言うとAIで製品開発にかかる工数を算出する製品です。私は富士ソフトとThe Qt Company oyという日本企業と外資系企業の両方で働いていたこともあって、それぞれの文化の違いを実感することがあったのですが、見積もり工数の問題だけは共通していました。
-見積もり工数って製品が完成するまでに必要な人員や期間を計算するものですよね。それがそんなに問題なのですか?
飯田氏:そうです。見積もり工数はIT業界において永遠の課題と言われているくらいに難しい問題です。
というのも見積もり工数はエンジニアがExcelにて入力して計算しているケースが多いのですが、その際の数値はエンジニアの経験則に依存していることが多いです。言ってしまえば「この作業ならこれくらいで終わるだろう」という主観に基づいて計算されております。
この方法では見積もりミスを引き起こす危険性を多分に含んでいますし、そうなれば時間に余裕が無くなり、上司への報告や原因究明に追われて、そもそもエンジニアの本分である製品開発が満足に行えないという製品開発そのもののトラブルにつながります。
-それは……ダメですね。
飯田氏:エンジニアにとって見積もり工数は手間で本来の業務に集中させてもらえないうえ、トラブルのもとになる厄介な代物です。
今日において、ITの重要性は増していて、それに伴いエンジニアの重要性も高まってきていますが、そういったエンジニアを取り巻く問題は一向に解決される様子を見せない。
日本企業だけでなく海外企業でもそのような状態ですから、これはもう業界全体として見過ごせない課題です。
-なるほど。
飯田氏:それでAIで見積もり工数を弾き出すEngineerforceのアイデアを思いつきました。このアイデアを持って「金の卵発掘プロジェクト2020」に挑戦したところ、審査員特別賞を受賞させていただきました。
-すごいですね!
飯田氏:嬉しかったですね。主催元の経済界という会社は、私が尊敬している孫正義氏をまだ無名だったころから支援をしていた会社でもあり、そのような会社に評価して頂けたということは本当に感動しました。
Engineerforceはエンジニアがタスクを入力すれば、AIが必要な工数を予測するので、勘で算出する見積もり工数ほど無理なく、エンジニアは本来の業務に集中することができます。このサービスはIT業界の永遠の課題に終止符を打つものだと確信しています。
エンジニア業界に革命を
-Engineerforceはエンジニアの方々にとってずっと待ち続けていた製品なんですね!
飯田氏:IT業界に一石を投じられれば嬉しいですね。
-飯田様はEngineerforce以外の製品の開発もお考えなのでしょうか?
飯田氏:そうですね。私たちは今日のビジネスを支えているエンジニアにフォーカスを当てて、彼らの役に立つ製品を中心に開発を行なっていきたいと考えています。
Engineerforceはその第一歩です。これから次々にエンジニア業界に革命を起こしていけるような、エンジニアにとって役に立つ製品をどんどん生み出せていければいいなと思いますね。
-絶対できると思います!
飯田氏:ありがとうございます。
-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。サイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!
飯田氏:私たちは1人でも多くのエンジニアの方にとって便利なツールを提供していきたいと考えています。そのためにも業種業態問わずエンジニアの方とつながっていきたいと考えています。
興味を持っていただけた方は是非ご連絡ください。
また、Engineerforceは無料トライアルもございます。是非ご利用ください!