挑戦できない環境をできる環境へ
株式会社Armory 代表取締役CEO 福永祐作
福永祐作様は株式会社Armoryの代表取締役であると同時に起業家育成高等学院の学院長も務められています。何事にも常に全力で挑戦をされてきている福永様ですが、以前は大きな挫折も経験したこともあったようです。今回はそんな福永様にインタビューを行い、お話を伺いました。
挑戦できない環境をできる環境へ
-福永様は学生起業だったんですよね?
福永氏:はい。でも一番最初は今のような事業ではなくて学生向けの会員制コミュニティ事業をやっていたんですよね。
-そうだったんですね。昔から起業を志していらしたんですか?
福永氏:いえ。実はあまり考えていませんでした。当時僕はサッカーを15年やっていて、もうそれしかないってくらいに本気で取り組んでいたんです。仲間たちと全国を目指すのは本当にやりがいがあったし、楽しかった。嬉しいことに大学3回生には海外のプロチームにスカウトしても頂いただきました。
-えっ!めちゃくちゃすごいじゃないですか!
福永氏:はい。本当に嬉しかったんですが、プロになることはできませんでした。怪我でオファーを断らざるを得なかったんです。
-それは……相当ショックだったのでは?
福永氏:はい。もう、目の前が真っ暗で、何をやったらいいのかもわからずに途方にくれました。悔しかったし、そもそも先が見えない恐怖もあって、その時のことは今も鮮明に覚えています。
-どのように再起されたんですか?
福永氏:僕は目標がないのが嫌なんです。サッカーをやっていたころは全国とか、とにかく目指すべき場所があった。目標のない人生なんてありえないんです。
だからとにかく行動しました。やりたいことを見つけるためです。
-それで起業に行き着いたわけですね。
福永氏:はい。でも当時の僕は社会で戦うにはあまりにも貧弱でした。「社会で活躍するための武器」が全くなかったからです。まさに戦争に丸裸で挑む感じです。そんなの、どんなにポテンシャルのある猛者でも瞬殺に決まっていますよね。
それで人は環境に左右されると気が付いたんです。それを機に「挑戦できない環境をできる環境へ」という僕自身のやりたいことも見つかりました。
-では現在は環境づくりに注力されているんですか?
福永氏:はい。若年層向け起業家育成事業や学生対象の起業家育成コミュニティ事業、起業が授業の通信制高校「起業家育成高等学院」の設立などを行っています。
-起業家になるための高校ですか?
福永氏:起業家になるため、というよりも起業を勉強し、挑戦する過程の中で起業家精神を養い、自分自身で物事を考え挑戦する主体性やリーダーシップを育み、課題の多い社会の中で自分の選びたい選択肢を選べる人財になってもらえればいいな、と思っています。
-具体的にはどのようなことをされているんですか?
福永氏:起業ってゲームのRPGの構造にすごく似ていて、ゴールを設定してそれを実現するために1つずつレベルアップしながら挑戦していく必要があるんです。もちろん、困難なことはたくさんありますが「ゲームみたいにこの敵を倒せば次に進める」というようなワクワク楽しみながら学べる環境が大切だと思うんですよね。
そこでゲーミフィケーションを採用して、ゲーム感覚で学べるスキームを中心に提供しているので楽しく起業家教育を受けることができるんです。
-なるほど。
福永氏:また通信制高校と業務提携をしているので、起業を勉強しながら高校の卒業資格をうけとることができます。
起業家教育の領域で権威を取る
-福永様が今後挑戦していきたいと考えていることはありますか?
福永氏:はい。もちろんあります。目標は3年以内に「起業家教育の領域で権威を取ること」です。若者が挑戦する文化を創るにはArmoryという認知を社会からしてもらうのが第一歩ですから。
そのための方法ももう考えてあります。まずは「起業家育成高等学院を拡大する」ことです。具体的には生徒50人と起業率20%、スポンサー10社を達成したいと思っています。
次に「起業家教育サービス導入事例」を増やすことです。起業家教育をしたいがどうしていいかわからない学校、行政に20の導入事例を作りたいと考えています。
-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!
福永氏:株式会社Armoryは若年層向け起業家育成事業を行い、「挑戦できない環境をできる環境へ」という目標を達成するために邁進してまいります。
起業したい若者を支援したい、輩出したいと考えている官公庁関係者様や学校関係者様、企業様は是非ご連絡ください!