コロナに負けない
源平水軍 代表 馬場博之
大阪府堺市にある海鮮和食居酒屋源平水軍は2020年10月26日にオープンしたばかりのお店です。お話を伺ってみるとオープンの陰には代表である馬場博之様の覚悟と決意がありました。
突然訪れた緊急事態宣言
-まだまだ新型コロナウイルスの影響が収まる気配がありませんが、まずはオープンおめでとうございます!
馬場氏:ありがとうございます。
-ですが現在、飲食店の方は本当に大変な状況ですよね。今回のオープンは以前から考えられていたんですか?
馬場氏:いえ。少なくても1年前までは自分が起業しているなんて、これっぽっちも想像していませんでした。
というのも私はファミリーレストランチェーンを運営している株式会社フレンドリーという会社で約14年ほど働いていて、当時はエリアマネージャー統括としてバリバリに働いていたので、そもそも退職することも考えていなかったんです。
でも新型コロナが流行りだして、その影響で当時運営していた約50店舗ものお店が閉店を余儀なくされ、同時に社員110名、パートナー約2,000人の人々も退職せざるを得なくなってしまったんです。
-そうなんですね……。
馬場氏:それで何とかしてお店と社員、パートナーたちの雇用を守らないと、と思ったのが開業のきっかけとなりました。きっとコロナが流行らなければまだ開業なんてしていなかったと思います。
-通常の状態であってもお店を開くのは大変な労力がいると思いますが、正直不安などはありませんでしたか?
馬場氏:もちろんありましたし、自分でもこんな時期に飲食店を開業することはあまりにも無謀な挑戦だと思っていたというのが正直なところです。
開業に向けてきちんと事前に準備を進めてきていたわけでもないので、経営の知識もほとんどありませんでしたしね。でもSoLaboさんに相談し6月30日に前職を退職、10月26日にオープンという超スピードな開業ができました。
それに初期費用もかなり抑えることができたので、それも幸いでしたね。
-そうなんですか?
馬場氏:はい。実は現在源平水軍がある店舗は以前務めていた会社が運営していた「マルヤス水軍」というお店の跡地にあるんですが、その建物を居抜きの状態で借りることができたんです。
実は私自身7年前にこの地で店長として働いていた経験もあって、ここでならもう一度復活できると思いました。
-なるほど。あっ、もしかして現在の店名の水軍というのはその名残ですか?
馬場氏:そうです。マルヤス水軍と一緒に廃業した店舗の中に「源ぺい」というお店があって。その2つから名前を頂きました。
-実際開業されてみて評判はいかがでしょうか?
馬場氏:現在の社員は前職で一緒に退職した人たちのなかで、今回の開業に賛同してくれた社員3名とパートナー10名ですが、経験は豊富でいわば居酒屋業のプロ集団です。昔と変わらないサービスを自信を持って提供しています。
お客様の中にはマルヤス水軍時代から贔屓にしていただいている方もいて、復活を喜んでいただいていますよ。
目指すは10店舗オープン
-大変な時代に、それでも頑張り続ける馬場様には本当に感心します。今後の目標などはございますか?
馬場氏:とにかくコロナで閉店したお店の復活、雇用促進、またお客様のご笑顔が戻るように邁進していきたいと思っています。
そのためにも本当に美味しい商品だけを提供できるように常に商品開発に取り組みつつ、10店舗オープンをするのが今の目標ですね。
-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!
馬場氏:私たちはお客様や従業員が好きだったこの店舗の灯は絶対消さないしコロナに負けないと思い毎日仕事に取り組んでいます。
是非一度足をお運びください。お待ちしております。