誰もが幸せに生活する事が出来る、社会基盤整備を行う
鈴木一慶行政書士事務所 代表 鈴木一慶
2020年10月に行政書士として開業された鈴木一慶様は、当初から法律に興味を持っていたわけではないといいます。
今回は、鈴木一慶行政書士事務所の代表として活躍されている鈴木様に行政書士を志したきっかけについて伺いました。
行政と医療と福祉を繋げたい
-鈴木様は現在、千葉県に事業所を設けていらっしゃるのですよね?
鈴木氏:はい。前までは習志野市に事務所を構えていたのですが、最近千葉市に転居しました。
-そうなのですね!
鈴木氏:移転って大変ですよね。自分はちょっと移転で手間取ってしまったりして……。いつも仕事でお世話になっている同業の方が手伝ってくれて、やっと完了できました。ありがたかったですね。
-すごいですね、他人の事務所移転を手伝うってなかなかないことだと思います。鈴木様の人柄が表れているエピソードですね。
鈴木氏:周りの人に恵まれていると思います。いつか恩返しがしたいですね。
-現在、鈴木様は事業支援などを中心に行われているのですよね?
鈴木氏:はい。補助金や融資、給付金の申請サポートなどを行っています。事業の開始やその後の運営には、資金繰りの悩みが付き物です。そのため、資金調達支援も行っていて、その一環で御社と提携もさせていただいています。
-ありがとうございます!行政書士としての仕事は様々あると思いますが、事業支援を選ばれたきっかけはなにかあったのでしょうか?
鈴木氏:正直、この業界に入る前は「補助金とはなんぞや」みたいな感じでした。しかし、仲良くして頂いている同業の先生に「一緒にやってみないか」と誘われて、初めたのがきっかけです。
行政書士になろうと決めた時も事業支援をやるとはあまり考えていなかったので、いざ初めて見たときは本当に必死でしたね。なにしろ自分が作った経営計画書で補助金が下りるかどうかが左右されるかもしれないのですから。
-プレッシャーは感じましたか?
鈴木氏:感じましたね。当時はもう目の前の経営計画書に集中していました。しかし、徐々に経営計画書以外にも、クライアントの方のこととかに想いが馳せられるようになっていきました。
自分に依頼してくださる方々は「絶対に事業を潰したくない」「家族の生活を守りたい」という強い想いがあります。そのことに気が付くと自分の仕事は単に補助金を得る助けをするための仕事じゃなくて、もっと大きなものを支えることにつながっているように感じられるようになりました。
今ではもっと事業者の方々のために頑張って仕事をしていきたいなという想いが強くなりましたね。
-さきほどちらっとお話しされていましたが、最初は事業支援をあまり念頭に置いてなかったのですよね。鈴木様が行政書士を目指された当初はどんなことをやろうとされていたのでしょうか?
鈴木氏:もともと自分は法律にもほとんど興味がありませんでした。大学は経済学部ですし、卒業後も法律の勉強はあまりせずに医療法人が経営する障害福祉サービス事業所で、生活支援員として働いていました。
しかし、働いていくうえで「この利用者さんに対しては、こういう支援が必要なのではないか」「もっと別の方法もあるのではないか」という考えが浮かんできて、どうやったらこの考えを現実に移せるかどうかを考えるようになりました。
そうしたら医療も、福祉も、根本は法律からできていることに気が付いて、それで法律や行政書士に興味を持ったのが最初のきっかけですね。
-法律の専門家なら行政書士以外にもたくさんいらっしゃいますよね。なぜ、行政書士だったのでしょうか?
鈴木氏:行政書士は、他の法律士業と比べて国や自治体といった行政との距離が近い立場です。医療や福祉事業とは行政との連携が必須ですので、行政書士なら、行政・医療・福祉の三者をつなげることが出来ると思ったからです。事務所のロゴマークも、行政書士の徽章であるコスモスに医療従事者や福祉業界で働く人々が手を取り合っているイメージを持ちながら作成しました。実はそのロゴマークはこのサイトの運営会社であるソラボさんにお願いして作成していただきました。とても気に入っています。
業務内容としては、現在も事業支援のほかに、医療法人設立認可申請、障害福祉事業所の指定申請や運営サポートなども行っています。
皆が生きやすくなる社会づくりの発展に貢献したい
-行政書士として活動を開始されてから1年以上が経過していますが、始める前と後でなにか印象は変わりましたか?
鈴木氏:そうですね。行政書士として開業する前は正直、不安しかありませんでした。というのも「経営者は孤独」という言葉をよく聞いていたからです。
しかし、自分が幸いだったと思うのは「人」に恵まれていたということです。受験時代から今日まで、沢山の行政書士の先生方、他士業の先生方、経営者の方、クライアントの方とお会いして、お話をし、一緒に仕事をさせていただいて、そのつながりは今でも途切れていません。
一緒に仕事しようと声をかけてくれる方や、自分が困っていると気にかけてくれる方もいます。みんな、行政書士にならないと出会えなかった方々です。今は行政書士になって本当によかったと思いますね。
行政書士になったときの想いを忘れずに、今後も関わってくださる方々に誇れるような仕事をしていきたいと思う日々です。
-鈴木様は今後、どのような仕事をやっていきたいのか、なにか考えていることはありますか?
鈴木氏:事業支援ももちろん、力を入れていきたいですね。補助金を受給するための支援などを通じて、もっと多くの事業者の方々の力になりたいです。自分も個人事業主としての悩みは尽きません。ある意味、事業者目線で相談に乗れるのではないかと思います。
もう1つはやっぱり医療や福祉事業と行政を結び付けることです。自分が行政書士を目指したきっかけでもありますから、公共政策の専門家として、皆が生きやすくなるような社会づくりの発展に貢献したいです。
-なるほど。本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者になにか一言お願いします!
鈴木氏:医療も福祉も事業経営に変わりなく、資金支援は大事な業務です。前職の経験とも併せて、現場の事業者が現場の事に集中できるような法務サポートを行っていきたいと考えています。
実際に現場で働いている事業者の方々はもちろん、医療や福祉のお金の流れに精通している税理士の方や医療や福祉事業を中心に活動している経営コンサルタントの方とも積極的に交流を持ちたいと考えています。
相談したいことがある、鈴木と話がしてみたいという方は是非、お声がけをください。