クラシックバレエを通して、心も身体も美しく
Spirale Ballet School 代表 西野隼人
北海道の札幌でバレエを始めて以来、数々の舞台にソリストとして立たれている西野隼人様は2021年2月、新たな挑戦としてクラシックバレエスクールSpirale Ballet Schoolを開校されます。
今回はそんな西野様にお話を伺いました。
本物のクラシックバレエの素晴らしさを伝えていく
-西野様は名門といわれるオランダの王立コンセルバトワールに留学されていたこともあるんですよね?
西野氏:はい。2006年の8月から2年間、向こうでバレエ漬けの毎日を送っていました。その後、Kバレエカンパニーにファースト・アーティストとして入団しました。
-Kバレエカンパニーですか?今回初めて耳にしたのですが、どういったところだったんですか?
西野氏:確かにバレエになじみのない方にとっては初めて聞く名前かもしれませんよね。Kバレエカンパニーというのは年間約50公演、観客動員数およそ10万人、そして新作全幕バレエ作品をほぼ毎年上演するなど、世界的にも稀にみる活動実績を誇っている団体です。
そんなKバレエカンパニーでソリストとして舞台に立たせてもらえたのは大きな経験だったと思いますね。
-ソリストというのはなんですか?
西野氏:ソリストというのはバレエの演目の中で一人で踊る人のことです。
-ということは主役のような立ち位置ということですか?
西野氏:そうですね。扱いとしては主役と同じくらい重要で責任もあるポジションです。
-一流のバレエ団体の中でソリストとしての地位を得るのは並大抵のことではなかったと思います。ちなみに、どの様な演目をやられたことがあるんですか?
西野氏:『ロミオとジュリエット』のマキューシオ、『海賊』のアリ、『くるみ割り人形』の雪の王/花のワルツのソリスト、『ドン・キホーテ』のエスパーダ、『シンデレラ』の王子などですね。
-私が聞いたことがある作品もありますね!西野様は本当にプロの第一線で活躍されているわけですが、今回なぜクラシックバレエスクールを開校されようと思われたんですか?
西野氏:そうですね。バレエって触れてみると本当に奥が深くて、楽しいんですよね。昔から親御さんがお子様に習わせたい習い事ランキングでは常に上位にも入ってきていたりして、一度もバレエの映像を見たことがないって人はいないんじゃないでしょうか。
-確かに、ふとしたタイミングで目についたりはしますよね。意識してみてはいなくてもTVなどで放送していたりもするのでちょっと見てみたりとか。
西野氏:ですよね。でも実際のところあまり世間には浸透していないというのが日本のバレエの現状だと思うんです。
そこで私たちが海外バレエスクール留学やバレエカンパニーで学んだ本物のクラシックバレエの素晴らしさを伝えていきたいと考えたんです。
なので小さなお子様はもちろん、大人の方にもどんどん参加してもらいたいですね。バレエに携われば心も身体も美しくなっていきます。ぜひ心も身体も美しくなって頂きたいですね。
プロのバレリーナ、バレエダンサーを輩出を目標に
-西野様のように経験豊富なプロの方に教われるというのは、プロを目指している子どもたちにとっても魅力的なんじゃないでしょうか?
西野氏:そうですね。バレエの環境はかなり整っているんじゃないかな、と思います。教師陣は全員現役のプロバレエダンサーで、これまで多くの作品で主要な役を踊ってきた経験があるため、基礎はもちろんのこと、その経験を基に生徒の皆様の個性を尊重しながら多くのことを指導していくことが可能です。
バレエスタジオの内装に関しても体に負担の少ないバレエ専用床などを使った広いスタジオを設けているので、のびのびバレエの練習に打ち込んでもらうことができます。
-なるほど。そのうち西野様の教室からプロのバレリーナやバレエダンサーが出てくるかもしれませんね。
西野氏:そうなれば嬉しいですね。でも可能性は大いにあると思います。日々のレッスンをしっかり行いながら、いずれ行う発表会等の舞台で生徒の皆様が一人ひとり輝ける場を提供していくということを続けていけば、いつかは当スクールからプロのバレリーナ、バレエダンサーを輩出できることでしょう。
-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!
西野氏:先ほどもお話ししたように、あまり世間に浸透していないクラシックバレエですが、私たちはそんな現状を打破したいと思っています。
どこにどのようなバレエスタジオ、バレエスクールがあるのかを紹介してくれるような媒体や機関の方、Tシャツ、タオル等バレエスクールオリジナルグッズの製作をしていただける方は是非ご協力をお願いします。