当事者意識を持って顧客のモヤモヤを解消するサポートをする
株式会社WAVES 代表取締役 近藤弘潤
半導体・電子部品向け金属材料の開発を手掛けている株式会社WAVESの近藤弘潤様は、「プロの聞き手」としてコーチング・コンサルタント業も行っています。今回はそんな近藤様にインタビューを行い、事業に対する想いを伺いました。
実は寺院の長男 苦労したくて就職
-近藤様は半導体・電子部品向け金属材料の開発という恐ろしく技術が必要な仕事を専門にされているわけですが、こういった技術はどうして身に着けようと思ったんですか?
近藤氏:最初からものづくりに興味があったわけじゃないんですよね。
-そうなんですか?
近藤氏:はい。だから龍谷大学卒業後に就職したのは大手営業会社で、理由も「苦労がしたい」というものだったんですよね。
-「苦労がしたい」ですか?なんでまたそんな考えに?
近藤氏:実家が寺院をやっていて。僕はそこの長男として生を受けたんですよね。
-あ~、なるほど(納得)。そう言えば龍谷大学も仏教系の大学でしたね。
近藤氏:それで働いていくうちに既製品ではなくゼロからのものを作るのって面白そうだな、と思い始めたんですよね。
田中貴金属工業株式会社に入社して12年間、日本とアメリカの半導体、電子部品向けの材料市場に対して営業活動を経験しました。ほかにも海外市場開拓プロジェクトや新規事業開発、顧客との技術提携、海外M&A後の事業統合プロジェクトなども行いました。
-その経験が株式会社WAVESの礎になったんですね。
近藤氏:そうですね。
顧客目線での課題の引き出しと解決方法への導きが成長へ繋がる
-株式会社WAVESで行っているのは材料開発事業ということですよね?
近藤氏:はい。アメリカのパートナー企業(材料メーカー)とタイアップし、日本の顧客向け材料開発サポートや貿易サポートを行っています。
-それとは別にコンサルタント業も行われていますよね?
近藤氏:そうですね。主にベンチャー経営者(No.2)の方を中心に、事業を伸ばすフェーズから伸びるフェーズに移行するサポートや人間関係コーチング、目標達成コーチング、事業コンサルを行っています。
-この2つの事業はずいぶんと毛色が違うような気がするのですが。
近藤氏:それがそうでもないんですよ。
-といいますと?
近藤氏:仕事に取り組むうえでの僕の姿勢という部分になるんですがね。どちらもについても、当事者意識を持って顧客のモヤモヤを解消するサポートをすること、顧客目線での課題の引き出しと解決方法への導きが成長(事業、経営者)に寄与することを大切にしているんです。
そうやって顧客の方が成長していってもらいたいんです。
-なるほど。では今後繋がっていきたい方などはいますか?
近藤氏:私自身が仕事に本気でコミットするタイプなため、本気の方とお仕事をさせていただきたいです。
コーチング・コンサルサポートしているクライアントは、多言語スクール運営会社、アパレル企業、飲食関連、起業支援会社など多岐に渡っています。さらに異業種の幅も増やしたいです。
コーチングを行っていて本当に感じることなんですが、本人が本気で変わろうとしてるから、 周りのコーチの存在意義が浮かび上がってくるんです。すべては本人のモチベーションの問題で。本人にその気がなかった何も起こらないんですよね。
-それは本当にその通りだと思います。
近藤氏:だから「本気の方とお仕事」というのもやはり、どちらの事業にも共通することですね。
-これからの目標などはありますか?
近藤氏:これからの目標は、2021年3月までにコーチング取引社数を10社まで拡大したいですね。
-本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。最後にこのサイトを読んでいる読者の方々に何か一言お願いします!
近藤氏:製造業で培ったプロダクトクオリティマネジメントの概念や利害関係者の多い長期的なプロジェクトマネジメントの運営、顧客の深層にある欲求の洞察に自信があります。経営に関する悩みを抱えている方やや自分でも気がついていな欲求を把握したい方など、お気軽にお問い合わせください。